イチロー、野茂…平成を彩ったベストナイン<パ・リーグ編>【西尾典文】 (3/4) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

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イチロー、野茂…平成を彩ったベストナイン<パ・リーグ編>【西尾典文】

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オリックス時代のイチロー (c)朝日新聞社

オリックス時代のイチロー (c)朝日新聞社

■二塁手
井口資仁(ダイエー・ロッテ)
次点
辻発彦(西武)
田中賢介(日本ハム)

 強打のセカンドとしてダイエー黄金時代を支えた井口を選出。デビュー当時はショートだったがプロ入り5年目からセカンドに転向して一気にスター選手となった。強靭なリストで広角に長打を放ち、若い頃は抜群のスピードで2度の盗塁王も獲得。メジャーで2度のワールドチャンピオンに輝き、日本球界復帰後も長くロッテで活躍した。

 辻と田中はいかにも職人タイプのセカンド。辻は抜群の守備で8度のゴールデングラブ賞に輝き、巧みな右打ちで1993年(平成5年)には首位打者も獲得した。田中も軽快な守備とシュアな打撃でベストナイン6度受賞の名手。メジャーでは活躍できなかったが、日本ハム復帰後も力が衰えていないことを証明している。

■三塁手
中村剛也(西武)
次点
中村紀洋(近鉄)
小久保裕紀(ダイエー・ソフトバンク)

 右のホームラン打者が並んだが、王貞治、野村克也に次ぐ歴代3位となる6度のホームラン王を獲得している中村剛也を選んだ。2011年(平成23年)には統一球の導入でホームランが激減する中、その影響を全く感じさせないバッティングで48本塁打を放っている。まさに天性のホームランアーティストと言えるだろう。

 中村紀洋は天才的なバットコントロールで右方向へもホームランを打てるバッティングが印象深い。ローズとともに近鉄の“いてまえ打線”の中核を担い、2001年(平成13年)にはチームをリーグ優勝に導いた。小久保はホームラン王、打点王に輝いたプレーだけでなくそのキャプテンシーでチームを支えた。現役引退後、いきなり侍ジャパンの監督を任せられたことからもその存在感の大きさがうかがえる。

■遊撃手
松井稼頭央(西武)
次点
田中幸雄(日本ハム)
中島裕之(西武・オリックス)

 史上最高のスイッチヒッターとも言われる松井を迷うことなく選んだ。抜群のスピードにパワーと技術が加わり、2002年(平成14年)にはトリプルスリーを達成。1997年(平成9年)からは7年連続ベストナインに輝き、日米通算2705安打を放った。

 田中はパ・リーグの打てるショートの草分け的存在。1995年(平成7年)には打点王を獲得し、ゴールデングラブ賞にも5度輝くなど安定した攻守は見事だった。中島は松井が抜けた後の西武を支えた。長打力と脚力を兼ね備え、2011年(平成23年)にはシーズン100打点をマークするなど勝負強さでも光る存在だ。



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