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子ども減っても不登校は過去最多「教室内ストレス」に親ができること

連載「ぶらり不登校」

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石井志昂dot.#出産と子育て#教育
少子化の中で不登校になる割合はどんどん高くなっている(※写真はイメージ)

少子化の中で不登校になる割合はどんどん高くなっている(※写真はイメージ)

全児童生徒数と不登校の子の割合の推移

全児童生徒数と不登校の子の割合の推移

 背景には「9月1日の子どもの自殺」や「教育機会確保法の成立」をもとに、学校を休むことの重要性や、フリースクールなどの学校外の居場所に対する情報など、メディアを通じて報道される機会も増えてきました。

 フリースクールで働く二人の声は、不登校が増加する原因のなかでも、ポジティブな声だと思います。

■“教室内ストレス”が高まる影響とは?

 二つ目に考えられる新しい要因は「教室内ストレス」の高まっていることです。こちらはネガティブな要因です。

 小・中学校の場合、年間を通じ、クラスメートは固定です。いじめの対象がころころ変わるような教室であった場合、ストレスフルな状態で1年間すごすことになるわけです。

 今回の調査結果では「いじめの認知件数」も過去最多を更新しました。全国の学校が認知したいじめの数は、41万4378 件(前年度比9万1235件増)でした。4分の3の学校ではいじめが認知されました。

 いじめの増加は、軽微な事案(冷やかし、からかいなど)もいじめとして報告するよう文科省が通達したことも影響したと思いますが、依然としていじめは教室内ストレスのひとつになっていると言えます。

 ストレスという点においては、「ブラック校則」もその一端に挙げられます。「下着の色をチェックされる」「頭髪の色は黒を強制される」など、近年社会問題にもなっていますし、クラスの環境がいじめの頻度と関係するとする論文(鈴木智之「学校における暴力の循環と『いじめ』~大学生を対象にした回想形式の調査結果を起点として」)もあります。

 このように「いじめ」「ブラック校則」などの教室内ストレスが高まりは、不登校増の新しい背景だと考えられます。

■不登校の増加は「子どもが変わった」から?

 一方、不登校増加の新しい背景とは言えないこととして挙げたいのは「子どもの変化」です。

 たとえば、私は1982年生まれ。同世代には、「西鉄バスジャック事件」(2000年)や「秋葉原連続通り魔事件」(2008年)など事件を起こした加害者と同世代であり、「キレる世代」と呼ばれたこともあります。


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