――TOKIOとしての方向性はまだ決まっていないということでしたが、皆さんそれぞれが考えるいまTOKIOとしてどう継続、活動休止、山口さんの脱退含めてどうするのが一番ベストだとこの瞬間考えていますか?

城島:これは自分たちで言えることではないなという本音もありますが、その中でも自分たちがそれぞれありがたことにいただいている仕事もありますので、そこに関しては責任をもってやっていかないといけないというのが、やらせていただいている以上、プロとしての責任もあります。そして4人ですけども、そこの部分でやらないといけない部分も残っています。

 今後どうなるのかという部分も含めてあります。そこに関してはきちっと誠心誠意答えていかなきゃいけないのと、信頼回復に関しましては自分たちがやっていくしかないという部分もあるので、一生懸命やるしかないなというのがメンバーの総意でもあります。

松岡:城島も言いましたように、プロとしてお仕事を継続させていただいている以上は、それをやめてしまうことが今関係者の方に対しても一番のご迷惑だと思いますので、いただけている以上は僕らがしっかりやらないといけないと思っています。あとは皆さんに見ていただいて、ご判断いただいて、「ああやっぱりもうTOKIOじゃないね」「TOKIOじゃないな」という声が出たら、その時、考えたいと思っております。4人なのか、なくすのか。しっかり改めて考えたいと思っております。

長瀬:本人も自分も気づいています。でも、こういうことがあってその信頼が欠けてしまっているということも事実だと思います。これもまた信用、彼がやらなくてはならないことをしっかりやっていって欲しいなと思いますし、自分たちもメンバーみんな言っていますけども、仕事もやらさせていただいていることもありますので、とりあえず今はその仕事を一生懸命やるということ以外は今後考えていこうと思っています。

国分:先ほど他のメンバーからも出ましたけれども、こういった大きな事件がありながら、TOKIOとして継続するという仕事も決まりました。その部分に関しましてはこの4人でしっかりと前を向いて進んでいきたいと思います。松岡からも出ましたけれども、僕たちが出ている作品が視聴者、ファンの皆さまが評価することだと思いますので、僕たちは何も言う権利はないのかなと思っています。そして山口に関しましても、まだ僕自身も冷静ではありません。

 この4人の中でもどうしていくことがいいのか、結構割れていたりもします。これだけ長く続けてきたからこそ、もっと冷静になった時、自分たちもいろいろと判断しなければいけないなと思っています。先ほども言いましたけれども、辞表を受理するとしても、僕個人的には脱退としたとしても、今まで頑張ってきたやつだと思っているので、どんな形であれ、彼が自分と向き合うこと、そして被害に遭った方とどう向き合っていくのか、それを見守る責任というのはあると個人的には感じています。 (AERA dot.編集部)

※後編へ続く