松岡:今回、うちの山口の事件で、本当に被害をお受けになった方、そのご家族の方、そして今までTOKIOを支えてくださったいろいろな関係者の方々、ずーっとTOKIOを応援してくださったファンの方々、本当にいま、申し訳なく、情けない気持ちでいっぱいです。

 みなさんが会見をご覧になって、ご指摘されていた「自分にまだ席があるなら、そこに帰りたい」という山口の発言を自分で目にしたときに「山口の彼の甘ったれたあの意見は、いったいどこから生まれるものなのだろう」と正直、思いました。

 恐らくあの時の彼は、自分が崖っぷちではなく、自分が崖の下に落ちていることに気づいていなかったのだと思います。そういったいろいろなことから生まれてくる甘えが、その根源はいったいなんだろうってずっと考えました。

 「TOKIOに戻りたい」「俺にはTOKIOがある」「TOKIOに帰る場所がある」。もしそういう気持ちが少しでも彼の中にあり、その甘えの根源が僕らTOKIOだったとしたら、これはあくまで自分の意見ですけども、そんなTOKIOは一日も早く無くしたほうがいいと思います。僕がテレビを見てたら、そういう視聴者の一人になっていたと思いますので。

 それを思いながらずーっと、メンバーにも会えず考えていく中で、その一方で、本当に申し訳なく情けないのですが、ありがたいことに番組継続、いろいろなお仕事継続、そういうお声もいただいた時に、「今僕ら4人ができるのは何だろう」と、それをしっかり果たすことがプロなのではないかと、そのはざまで闘っています。

 辞めるのは簡単だと思います。ただ、与えられたことはきちっとやらなければいけないのがプロだと思っています。いま、自分の中では、整理が全然ついていませんが、皆さんに今日聞かれたことはすべてお答えしようと思っていますので、何でも聞いてください。よろしくお願いします。

長瀬:このたび、TOKIOのメンバーである、山口達也が皆様に多大なるご迷惑、ご心配をおかけしたことを深くお詫び申し上げます。被害に遭われた方、被害者のご家族の方々、僕らでも想像ができないようなつらい気持ちにさせてしまい、大変申し訳なく思っています。そして、関係者各位の皆様、スポンサーの皆様、各テレビ局の関係者、スタッフの方々、差し替え作業であったり、再編集作業、多大なるご迷惑をおかけして、大変申し訳ありません。そして、ずっと待ってくれているファンの方、こういう形でカメラの前に立つことを、どうかお許しください。

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