――すでに撮影された動画はありますか?

高木:テレビ番組の「プロ野球珍プレー・好プレー大賞」で有名になった、中日時代の宇野勝のヘディングシーンの再現動画です。ただヘディングするのではなくて、角度も同じにして、レフトの大島康徳さんのびっくりする姿も再現しています。伝説のプレーの完全コピーです。

得:撮影では豊さんに何度もダメ出しされて大変でした。

古茂田:豊さんが打って、得が大島さん役で、僕がヘディング担当。頭が痛くてやばかった。

高木:でも納得のいく動画が撮れたからよかったよね。

古茂田:は、はい……。

――その他の企画案についても教えてください。

高木:一塁ベースを豆腐にしたらどうなる?とか、野球経験のないおばさんに野球を教えて、おじさんの草野球チームと対戦してみるとか。

古茂田:検証系の動画ですね。

得:あとは豊さんの人脈パワーで大物ゲストを呼びまくる!

高木:後輩の佐々木主浩とか谷繁元信とか。オフになれば現役選手も呼びたいですね。

古茂田:豊さんは現役時代、同じチームの加藤博一さん、屋鋪要さんらと俊足3人組の「スーパーカートリオ」として知られていたので、ミニ四駆と走塁対決もやりましょう。

――バラエティー色が強い企画が多いようですが、高木さんにNGはないんですか?

高木:基本的にありません(笑)

古茂田:意外となくて僕らもびっくりしました。

高木:あ、でもひとつだけ断った企画があったよね。

得:忠犬ハチ公だ!

高木:渋谷駅前のハチ公像の前でYouTuberになることを宣誓する企画でした。それだけは「恥ずかしいから勘弁してくれ」と断りました。

古茂田:NGだったのはそれくらいですよね。

――現役選手として活躍され、指導者として、解説者としても成功されました。なぜYouTubeでそこまでするんでしょうか?

高木:馬がほしいからかな。

――馬ですか!?

高木:孝行球児はYouTubeをきっかけに認知度を高めたいと思っているけど、私は馬主になりたい。名前は「スーパーカーキュウジ」にします。

古茂田:めちゃくちゃダサいですね(笑)。

得:でもめちゃくちゃ速そう。

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