あまりの変化に愕然!“一帯一路”の象徴となった新疆ウイグル自治区の駅とは <下川裕治のどこへと訊かれて> (1/2) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

AERA dot.

あまりの変化に愕然!“一帯一路”の象徴となった新疆ウイグル自治区の駅とは <下川裕治のどこへと訊かれて>

連載「どこへと訊かれて」

このエントリーをはてなブックマークに追加
下川裕治(しもかわ・ゆうじ)/1954年生まれ。アジアや沖縄を中心に著書多数。ネット配信の連載は「クリックディープ旅」(毎週)、「たそがれ色のオデッセイ」(毎週)、「東南アジア全鉄道走破の旅」(毎月)、「タビノート」(毎月)

下川裕治(しもかわ・ゆうじ)/1954年生まれ。アジアや沖縄を中心に著書多数。ネット配信の連載は「クリックディープ旅」(毎週)、「たそがれ色のオデッセイ」(毎週)、「東南アジア全鉄道走破の旅」(毎月)、「タビノート」(毎月)

夕暮れどきに庫車駅に着いた。気温はマイナス10度を下まわっていた

夕暮れどきに庫車駅に着いた。気温はマイナス10度を下まわっていた

 さまざまな思いを抱く人々が行き交う空港や駅。バックパッカーの神様とも呼ばれる、旅行作家・下川裕治氏が、世界の空港や駅を通して見た国と人と時代。下川版「世界の空港・駅から」。第45回は新疆ウイグル自治区・庫車駅から。

【夕暮れどきの庫車駅はこちら】

*  *  *
 庫車(クチャ)を訪ねたのは5年ぶりだった。中国の新疆ウイグル自治区。タクラマカン砂漠の北端にある街だ。前回はウルムチから列車に乗って庫車に着いた。今回はトルファンから。やはり列車だった。

 トルファンで庫車までの行き方を聞くと、列車のほうがバスより早いといわれた。

 タクラマカン砂漠の北端を、ウルムチ・トルファンとカシュガルを結ぶ鉄道が走っている。列車への信頼度が高いのは、それだけ気候が厳しいせいだろう。それでも8時間近くかかった。

 到着した庫車の駅ではだいぶホームを歩かされた。やっと出口に立ち、つい駅舎を見あげてしまった。5階ほどの新しい駅舎が建っていたのだ。かつては平屋の駅だった。

 5年の間になにかが起きた……。

 市街に出て愕然とした。庫車は駅の近くに漢民族の街が広がり、その奥、亀滋古渡 と書かれた橋を渡ると、ウイグル人街という構造になっていた。市街地は当然、漢民族街で、通りに沿って、10階以上あるビルがずらりと並んでいた。以前は2階建てまでの街だった気がするが。


トップにもどる dot.オリジナル記事一覧

続きを読む

おすすめの記事おすすめの記事
関連記事関連記事

あわせて読みたい あわせて読みたい