振り袖レンタル、販売業者が成人式の日(1月8日)に“夜逃げ”し、着物が届かず、式に出席できない新成人が続出した「はれのひ」事件。そんな中、「成人式をやり直そう」と立ち上がったのがキングコング・西野亮廣だ。新成人約100人に振袖の着付けや撮影会、クルーズディナーを贈るリベンジ企画を2月4日、見事に成功させた。西野を独占インタビューした。
【写真】新成人たちに囲まれ記念写真を撮るキングコング西野亮廣
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――「リベンジ成人式」お疲れ様でした。
僕は何もしていませんがスタッフが3週間頑張ってくれました。
ニコニコしている新成人の皆を見て、やってよかったと思います。
これから大人になっていろんなことに挑戦していく中で、どうしようもなく落ち込む時もあるかもしれない、その時は下を見てください。インパルス堤下がいると伝えました。(笑)年を重ねて、下の連中が悲しい目にあった時は助けてあげてほしいと思います。
――開催することになったのはどういった経緯だったんですか。
うちのスタッフが「成人式をやり直したい」というメッセージを送ってきて、二つ返事で「じゃあやろう」と。そのスタッフは、被害を被った新成人に対し、周りが「かわいそう」、「ひどい」と思うなら、行動を起こせばいいじゃんといっていました。
だから、メッセージは完全にあとづけです(笑)。恨みをもったままより、楽しく終わらせて次に向かったほうがいいよねというコンセプトです。赤字を覚悟していましたが、協賛企業が多く集まってくれたので、僕の持ち出しはそうでもなかった。
――西野さんがリリースしたサービス「レターポット」から全額出されたそうですね。「レターポット」にとても愛情を注いでいるように見えます。
「昨年12月にサービスをリリースしてから、ずっと携帯を触っています(笑)本当は正月に小説を一冊書く予定だったんですけど、サービスをスタートさせると、もうそれどころじゃなかった(笑)
自分の子供が産まれたようで、「我が子が誰かに迷惑をかけていないかな」とかが心配で仕方ない。廃人です。