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ショパンの足跡を辿り、音楽と歴史を体感するワルシャワ旅
ポーランドを旅しよう!
文・写真/REGION(鷲山淳) デザイン/天野裕子
制作/REGION、朝日新聞出版メディアプロデュース部ブランドスタジオ 企画/AERA dot. AD セクション
カラフルな街並みが美しい旧市街

カラフルな街並みが美しい旧市街

ポーランド西部に位置するヴロツワフは、千年以上の歴史を持つ古都だ。オドラ川が流れる美しい街並みは、ドイツやオーストリアの影響を受け、ワルシャワやクラクフとは一味違う独特な雰囲気を醸し出している。
ヴロツワフMAP

●ヴロツワフMAP

ヴロツワフは古くからポーランド、ドイツ、ボヘミア、オーストリアなどさまざまな国の支配を受け、それぞれの文化が融合した独特な魅力を持つ街だ。特にドイツ領であった時代が長く、シロンスク(シレジア)地方の中心都市として文化・経済ともに栄えてきた。ヴロツワフの観光の中心は、なんといっても旧市街。ゴシック様式やバロック様式の建築物が数多く残っており、まるでタイムスリップしたような感覚を味わえる。旧市街は歩いて回れる広さなので、のんびりと自分の足で散策するのがおすすめだ。
歴史と文化が息づくヴロツワフ
ヴロツワフの中心部に位置する旧市街広場は、活気に満ちた街の心臓部。ゴシック様式とルネサンス様式の美が調和した旧市庁舎を中心に、カラフルな建物が立ち並び、カフェ、レストラン、お土産店などが軒を連ねている。旧市庁舎は、14世紀末から15世紀初頭に建てられたヴロツワフのシンボル的存在だ。現在は美術館として公開されており、中世の面影を残す美しい外観と、貴重な美術作品を楽しむことができる。

旧市庁舎の地下には、ビアレストラン「ピヴニツァ・シフィニツカ」がある。13世紀から続く歴史あるビアセラーで、ゲーテやショパンも訪れたことがあるという逸話でも有名だ。ピヴニツァ・シフィニツカでは、自家製ビールと、伝統的なポーランド料理や現代のポーランド料理、世界各国の料理を楽しむことができる。歴史を感じさせる空間で、おいしい料理とビールを味わいながら、中世ヨーロッパの旅を体感してみてはいかがだろうか。その他の見どころは以下の通り。
大道芸などさまざまな催しがある旧市街広場

大道芸などさまざまな催しがある旧市街広場


ゴシックとルネサンスの美の調和がみごとな旧市庁舎(左)

ゴシックとルネサンスの美の調和がみごとな旧市庁舎(左)

「ピヴニツァ・シフィドニツカ」にあるプレート(左)には訪れた著名人の名前が刻まれている

「ピヴニツァ・シフィドニツカ」にあるプレート(左)には訪れた著名人の名前が刻まれている

ビアセラーのビール
見どころ①ヤトキ通り
中世の雰囲気漂うヤトキ通りは、まるでタイムスリップしたような感覚で散策を楽しめる場所。木造りの軒が出たアートギャラリーや工房が立ち並び、お土産探しにも最適だ。ポーランドの伝統工芸品や、地元アーティストの作品など、ここでしか手に入らないアイテムを見つけることができる。
動物の銅像が目印

動物の銅像が目印

見どころ②ヴロツワフ大学
ヴロツワフ大学は、神聖ローマ皇帝レオポルト1世によって、1702年11月15日にアカデミア・レオポルディナとして設立された中央ヨーロッパで古くからある高等教育機関の一つだ。豪華絢爛なバロック様式の講堂や音楽ホールを鑑賞しながら、大学の歴史を体感することができる。ブラームスは1879年にこの大学から名誉博士号を授与され、その返礼として「大学祝典序曲」を作曲したと言われている。
ヴロツワフ大学

一部は大学博物館として公開されている

見どころ③オソリネウム図書館
オソリネウム図書館は、朱色の鮮やかな建物が印象的な建物。ポーランドの詩聖アダム・ミツキェヴィチの原稿やレンブラントの版画など、貴重なコレクションが保管されている。
設立時は現在のウクライナのリヴィウにあった

設立時は現在のウクライナのリヴィウにあった

見どころ④洗礼者聖ヨハネ大聖堂
オドラ川を渡ったところにあるオストルフ・トゥムスキ地区にある洗礼者聖ヨハネ大聖堂は、12世紀後半からこの場所にある大聖堂(現在の建物は1950年頃に再建されている)。美しいステンドグラスや彫刻など、見どころ満載。塔からはヴロツワフ市街の眺望を楽しむことができる。
ヴロツワフのどこからでも見えるふたつの尖塔

ヴロツワフのどこからでも見えるふたつの尖塔

見どころ⑤百周年記念ホール
ライプツィヒの戦いの百周年を記念して建てられたこのホールは、当時としては珍しい鉄筋コンクリート製の丸屋根が特徴。その壮大なスケールと美しい建築様式は多くの人を魅了し続けている。
巨大なコンクリートドームで、約6000人を収容可能

巨大なコンクリートドームで、約6000人を収容可能

ヴロツワフの街を守り、市民を笑顔にする小人たち

ヴロツワフの街を歩いていると街中に小人の像があることに気がつく。寝っ転がっていたり、おしゃべりをしていたり、歌を歌っていたり、ギターを弾いていたり、さまざまな表情を見せてくれる。

市民を笑顔にする小人たち

小人のお父さん像

この小人たちは何か?
かつて、いたずら好きのゴブリンがヴロツワフ市に現れ、市民を困らせていた。いたずらざんまいの日々、市民たちは小人たちに助けを求めたという。その小人たちがヴロツワフの街を守っているのだそうだ。しかし、これはあくまでも伝説。ヴロツワフが小人たちの街になったのは、1980年代にさかのぼる。当時ポーランドは共産主義体制だったが、反体制派の人々はユーモアを交えて体制を批判していた。その方法の一つが、小人を使った風刺活動だった。街中に小人の落書きや像を設置し、社会風刺や政治批判を行った。これが市民の共感を呼び、ヴロツワフは小人像で埋め尽くされるようになった。民主化後の2001年、この活動の記念として「小人のお父さん」像が設置された。これをきっかけに、ヴロツワフ市は小人像の設置を公認。現在では個人でも設置が可能となり、その数は年々増え続けているという。2024年現在では、その数は約800体あると言われている。小人たちは、ヴロツワフの自由と民主主義の象徴として、今日も人々を楽しませ続けている。観光案内所やホテルなどで小人マップも売られているので、小人を探してみてはいかがだろう。

小人たち1小人たち2小人たち3小人たち4小人たち5小人たち6小人たち7小人たち8

さまざまな表情を見せてくれる小人たち

ヴロツワフからのエクスカーション①
近代化された工業都市ウッチ

ヴロツワフからポーランド国鉄PKP Intercityで約3時間。ポーランド第3の都市、ウッチは、歴史と現代が見事に融合した街。かつて「ポーランドのマンチェスター」と呼ばれ、繊維産業で栄えたその面影は、レンガ造りの歴史的建造物や活気あふれる工場街跡に今もなお息づいている。アール・ヌーヴォー様式の美しい建物が立ち並ぶピョトルコフスカ通りを散策すれば、まるで19世紀のヨーロッパにタイムスリップしたような気分を味わえる。また、マヌファクトゥーラという巨大なショッピングセンターは、かつての工場を再利用したもので、ショッピングとエンターテインメントを同時に楽しめる。


観光客でにぎわうマヌファクトゥーラ
さまざまなお店が軒を連ねるピョトルコフスカ通り

上 観光客でにぎわうマヌファクトゥーラ
下 さまざまなお店が軒を連ねるピョトルコフスカ通り



ヴロツワフからのエクスカーション②
ヤヴォルとシフィドニツァの平和教会

16〜17世紀、宗教改革によってヨーロッパはカトリックとプロテスタントに分かれ、激しい対立が生まれた。この混乱の中で、シロンスク地方はカトリックであるハプスブルク家の支配下に入り、プロテスタントの人々は信仰の場を失いかけた。しかし、スウェーデンの介入もあり、ハプスブルク家はプロテスタント系住民たちに教会建設を許可。これが、ヤヴォル、シフィドニツァ、グウォグフに建てられた「平和教会」である。グウォグフは1758年に火災で焼失、ヤヴォルとシフィドニツァは2001年にユネスコの世界遺産に登録された。平和教会の建設には、厳しい条件が課せられた。市壁の外側、1年以内の完成、耐久性の低い建材の使用など、プロテスタントを監視し、教会を弱体化させるための条件だった。しかし、このような状況下で建てられた平和教会は、木造建築の技術的にも非常に高いレベルを誇っている。ゴシック様式の要素を取り入れつつも、プロテスタントらしい質素な造りであり、当時の木造建築技術の粋を集めた傑作と言える。


絢爛豪華な内装(シフィドニツァ平和教会)
木と粘土だけで建造された(ヤヴォル平和教会)

上 絢爛豪華な内装(シフィドニツァ平和教会)
下 木と粘土だけで建造された(ヤヴォル平和教会)



ポーランド航空のビジネスラウンジは、ワルシャワ・ショパン空港に「ポロネーズ」(シェンゲンエリア内)と「マズルカ」(非シェンゲンエリア)の2種類があり、ビジネスクラス利用者やMiles & Moreマイレージプログラムの上級会員などが利用できる。ポロネーズは快適な空間でフライト前の時間を過ごせる落ち着いた雰囲気、マズルカは空港のエプロンを一望できる開放的な空間が特徴だ。両ラウンジとも、受け付けでの登録が必要で、プレミアムエコノミークラス利用者も追加料金を支払えば利用できる。詳細な利用条件や営業時間は、LOTの公式サイト(lot.com)で。


落ち着いた雰囲気のポロネーズ
エプロンを一望できるマズレク

上 落ち着いた雰囲気のポロネーズ
下 エプロンを一望できるマズルカ

詳細はこちらから POLISH TOURISM ORGANISATION

提供:ポーランド政府観光局