日本シリーズで大健闘! DeNAラミレス監督、選手をその気にさせた「魔法の日本語」 (2/3) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

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日本シリーズで大健闘! DeNAラミレス監督、選手をその気にさせた「魔法の日本語」

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石塚隆dot.
観衆にあいさつするDeNAのラミレス監督(右から3人目)(c)朝日新聞社

観衆にあいさつするDeNAのラミレス監督(右から3人目)(c)朝日新聞社

 シーズンを戦うにおいてまず重要になるのはレギュラー選手たちの起用法であるが、同様に一丸となり戦う集団になるべく雰囲気づくりとして大切なのがレギュラーではない選手たちへの気遣いである。長いシーズンを鑑みれば、彼らの自主的なサポートや献身がなければ絶対に戦い抜くことはできない。

 選手たちにラミレス監督について話を聞いていくと、ある3つの日本語のキーワードが浮かび上がってきた。

『元気?』、『大丈夫』、そして『がんばって!』。

 ラミレス監督は普段、通訳を介し英語で話しているが、この日本語だけは選手たちに直接伝えるようにしている。その意図を次のように話してくれた。

「どうしてわたしがこの言葉を使っているのかというと、じつは監督から試合に出ていない選手に対し普通に話しかけるというのが難しいからなんです。けど、わたしは彼らのリアクションを見てみたい。例えば『元気!?』『がんばって!』と、簡単な言葉ではあるのですが、これを伝えることで『あなたのことをきちんと見ているよ』というメッセージが伝わり、選手は『見てくれているんだ』と現状を前向きにとらえることができる。ですから、この3つの日本語はわたしにとってとても大切なものなのです」

 今シーズンの中盤、レギュラーを獲得しセ・リーグ首位打者に輝いた宮崎敏郎は、以前守備に苦しんだ時期があったがラミレス監督のこの言葉で救われ、現在の地位を築くきっかけになったという。

「とくに若い選手は監督に対しアピールがしたいし、監督が自分ことをどのように思っているか気になるはずなんです。わたしとしては、『監督は崇高で話しかけづらい存在』になるのだけは避けたい。いつでもドアはオープンにしているし、誰だろうがいつでも入ってきて構わない。3つの日本語は、そういった雰囲気を醸しだすのにも必要なものなのです」


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