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【ドラフト2017】ロッテ 目先しか考えていない戦略を転換せよ!

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氏原英明dot.
井口新監督でロッテは変わるのか?(c)朝日新聞社

井口新監督でロッテは変わるのか?(c)朝日新聞社

 今月26日にいよいよプロ野球新人選択会議(ドラフト)が開催される。今年は早稲田実業の清宮幸太郎や広陵の中村奨成をはじめ、高校生の逸材が光る。各球団はどのような思惑でドラフト会議に臨むのか、探ってみよう。今回は今季パ・リーグで最下位に終わった千葉ロッテマリーンズだ。

*  *  *

 6年ぶりに最下位に沈んだロッテは、その要因を探るとドラフトにある。
 
 近年の指名を見ていても分かるように、戦力の偏りが顕著で、それが今年になってもろに弱さとなって露呈したのだ。

 こう書くと編成部が力を発揮していないように思われがちだが、決してそうではない。監督と編成部の連携がうまくいっていないといった方がいいかもしれない。「現場の意見」を聞きすぎるあまり、目先のドラフトを展開しての顛末といえるのだ

 では、そのロッテが補強しなければいけないポイントはどこなのか。

 ひとつは長距離砲、もうひとつは左腕投手だ。

 今季、開幕から低空飛行を続けた際、指揮官の伊東勤監督は長距離砲の補強を訴え続けた。6月になってペーニャを獲得したが、時は遅かった。デスパイネが抜けた後の4番打者が不在で、チームの中心選手を作れなかったのが敗因だ。

 3年前のドラフトで岡本和真(巨人)を指名する編成の方針をドラフト直前になって変更したという報道もあったから、根本はその頃のドラフトに間違いがあったのかもしれない。2014年、15年の2年連続で俊足・好打者タイプの二遊間を1位指名してしまっていたのだ。

 だから、今こそスラッガー獲得を目指したい。

 一番手に挙がってくるのは、やはり早稲田実の清宮幸太郎だ。ポジション的には外国人が務めるポジションしか守れないが、清宮のバッティングは日本のトップアマの中でもずば抜けていている。ルーキーからバッティングだけで勝負するような選手は評価されない傾向にあるが、清宮は別格だと考えたほうがいい。バットだけで勝負するプレイヤーとして評価できる選手だ。スラッガーでは、同じ高校生で安田尚憲(履正社)も候補になるが、彼のポジションは三塁だけに、今のロッテには人材が溢れている。三塁手より一塁手。つまり、安田より清宮の獲得に走る方が賢明だろう。


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