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欧米には肩こりがない!? 眼精疲労などがもたらす「肩こり」の恐怖

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僧帽筋を中心とした肩周囲の筋肉が緊張すると血流が悪化し、酸素や栄養が筋肉に届かなくなる。やがて新陳代謝が悪くなって疲労代謝産物がたまり、血管や神経が圧迫されて痛みが起こる

僧帽筋を中心とした肩周囲の筋肉が緊張すると血流が悪化し、酸素や栄養が筋肉に届かなくなる。やがて新陳代謝が悪くなって疲労代謝産物がたまり、血管や神経が圧迫されて痛みが起こる

(2)と(3)については、パソコンやスマートフォンの使用が大きく影響しています。

「人間の頭の重さは成人で5~8キロもあり、これを支える首や肩には立っているだけで大きな負担がかかります。パソコンやスマートフォンを使用するときには、僧帽筋に負担がかかる軽度前傾姿勢が加わるのでさらに肩こりになりやすいのです」(同)

 特にスマートフォンは小さな画面をのぞく軽度前傾姿勢で「スマホ首」ともいわれ、夢中になることが多く、使用時間も長時間になりやすいといわれます。こうした姿勢の問題に加えて、眼精疲労も重なるため、より重い肩こりになる可能性があります。

「スマホが要因と思われる肩こりで来院する患者さんの中には中学生もみられます。さまざまな検査でも異常が見つからず『(スマホを)やりすぎだよ』という親御さんのお話でわかることが多いです。スマホの時間を決めるなど生活指導を中心におこなっています」(同)

■ストレートネックは肩こりになりやすい

 なお、「なで肩」など肩の形と肩こりの起こりやすさは直接、関係はないということです。一方で首の骨である頸椎に生理的湾曲がないストレートネックや、頸椎の椎間板がヘルニアとまではいかなくても、やや隆起しているような人は、首を前に傾ける姿勢を短時間とっただけで、肩こりになりやすいといわれています。

「こうした人たちは首を傾けたときに、頸椎を通る神経である脊髄が圧迫されやすいのです。これは例えると正座をしたときに、足とおしりの間に物がはさまっているのと同じ状態です。脊髄が圧迫されると周囲の血液循環が悪くなり、肩こりが引き起こされると考えられます」(同)

 ストレートネックは生まれつきのもので、女性に多いそう。椎間板の隆起は気づかないうちに起こっていることが大半です。

「いずれの場合もMRI(磁気共鳴断層撮影)を中心とした画像検査で判明しますが、ストレートネックは病気ではないのでそれ自体は治療の対象にはなりません」(同)

■電気治療や温熱治療で滞った血流を改善する

 筋肉のこりによる肩こりに対しては、こりを解消する治療をおこないます。


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