豊田真由子議員「耳鳴り」の深刻度とは? 重症化でうつ病発症も (2/2) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

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豊田真由子議員「耳鳴り」の深刻度とは? 重症化でうつ病発症も

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記者会見で謝罪する豊田真由子衆院議員 (c)朝日新聞社

記者会見で謝罪する豊田真由子衆院議員 (c)朝日新聞社

「軽症なら耳鳴りの不安が取り除かれ、苦痛の仕組みを理解したうえで、夜間の耳鳴りに対する具体的な対応をすると、苦痛は軽減します」(柘植医師)

 具体的な対応とは、耳鳴りを感じやすい夜間の静寂を避け、薬を併用して睡眠障害を改善することだ。静かな場所では耳鳴りが大きく感じられるほか、睡眠障害があると脳が悪循環を起こし、より耳鳴りを苦痛に感じてしまうためだ。柘植医師は、夜間の静寂を避ける方法として、自然環境音を利用した音響療法をすすめている。

 音響療法で最も重要な条件は耳鳴りの音を消さない音量にすることだ。これは「TRT(Tinnitus Retraining Therapy)」という耳鳴り治療の考え方に基づく。TRTは1990年ごろから提唱された治療法で、日本では2002年ごろから取り入れられた。大脳皮質や大脳辺縁系に働きかけ、耳鳴りに対する感受性を減少させる治療法だ。前述した耳鳴りについての詳しい説明(指示的カウンセリング)と音響療法が治療の柱となる。音響療法では別の音により、耳鳴りを相対的に小さく感じさせ、脳で発生した悪循環を改善していく。

「一時的によくなっても耳鳴りの感じ方には波があるので、夜間の音響療法は半年間以上続けたほうがいいでしょう」(同)

※週刊朝日MOOK『新「名医」の最新治療2014』から抜粋。所属は取材当時


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