交流戦開幕! セ・リーグの”逆襲”はあるのか? (2/2) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

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交流戦開幕! セ・リーグの”逆襲”はあるのか?

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チーム防御率2.86と絶好調の阪神・金本監督=2016年10月29日、根岸敦生撮影 (c)朝日新聞社

チーム防御率2.86と絶好調の阪神・金本監督=2016年10月29日、根岸敦生撮影 (c)朝日新聞社

 昨季、25年ぶりのリーグ優勝を果たした広島は、交流戦終盤からの11連勝でチームに勢いを付けた。ここまで12球団でダントツの256得点という強力打線が、パの看板投手の前に沈黙しなければ、昨季の再現も望めそうだ。

 その他のチームでは、2年連続トリプルスリーの山田哲人(ヤクルト)、侍ジャパンの4番・筒香嘉智(DeNA)の2人のスラッガーと、菊池雄星(西武)や則本昂大(楽天)など、パ・リーグの誇るスーパーエースの対決も見どころになる。ここまでリーグ最下位の中日は、小笠原慎之助や柳裕也など、次期エース候補の覚醒が期待され、交流戦を浮上のきっかけにしたい。

 いずれにしても、セ・リーグでは2011年以降、15年の東京ヤクルトを除いて、いずれも交流戦最上位のチームがリーグ優勝を果たしている。特に巨人は、交流戦で1位になった2年(2012年、2014年)はセ・リーグの頂点に立っているだけに、交流戦の成績が注目される。

 パ・リーグでは、交流戦通算成績が180勝108敗12分、1位が6回と圧倒的な成績を残しているソフトバンクが今年も強いのか。さらに昨季日本一の日本ハムは、現在Bクラスの4位に低迷しているが、昨季は交流戦で歴史的な逆転優勝へのきっかけをつかんだ。故障で戦列を離れている大谷翔平の復帰は微妙な状況だが、4割打者の近藤健介vsセ・リーグの投手陣は興味深い。

 交流戦で最注目のチームと言えそうなのが、現在勝率2割台で最下位に低迷するロッテだ。交流戦スタートから2年連続で1位になるなど、通算成績でも159勝127敗14分で12球団中2位と、得意な舞台で奇跡のV字回復はあるのか。チーム打率.202と不振の打線が、セ・リーグ相手に息を吹き返す可能性もあり得ないことではない。

 最後に、やや個人的な興味でもあるが、今年の交流戦で是非とも見たい対決がある。交流戦前、日曜日の最後の試合で巨人は田口麗斗、オリックスは山岡泰輔が先発した。この2人は、高校時代に夏の広島県大会決勝で田口は広島新庄、山岡は瀬戸内のエースとして、甲子園出場をかけて延長再試合を投げ合った。6月4日の日曜日には、巨人とオリックスの試合が予定されている。先発ローテを考えれば、2人の対戦となる可能性は十分にある。広島大会では山岡に軍配が上がったが、2試合を投げ抜き、試合後には笑顔で握手を交わした2人がプロで再び対戦することになれば、交流戦の醍醐味と言える試合になる。


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