用賀ヒルサイドクリニック・鈴木稚子院長
用賀ヒルサイドクリニック・鈴木稚子院長

 豪華なおせち料理やおなど、ついつい食べ過ぎてしまうお正月。食べるが動かない状態のため、三が日が終わった後頃には、体重が激増している、なんてことも……。そこで今回は“太りにくいおせち料理の食べ方”を、用賀ヒルサイドクリニックの鈴木稚子院長に聞いた。

■おせち料理の中で太りにくいOK食材ベスト3

1位・なます
2位・数の子
3位・かまぼこ

 食べる前に覚えておきたいのが、太りにくい食材。鈴木院長は次のように話す。

「おせち料理はもともと保存食だったため、日持ちするように砂糖、塩、油などが多く使われているのが特徴です。ダイエット中なら、これらを含む食材は避け、素材を生かしたものを選びましょう。いただくときは、1位の“なます”などの野菜から。脂肪のもととなるインスリン分泌を抑えるので、肥満予防にひと役かってくれます。また、大根にはアミラーゼなどの消化酵素が豊富。胃もたれや胸焼けを起こしにくくする作用もあるので、年末年始にピッタリの食材です。2位の“数の子”は、素材そのままなので低カロリー。ただし、塩分が高く、お酒が進むので食べ過ぎに注意です」

 さらに、3位のかまぼこには太りにくいだけでなく、意外な効果も。

「3位の“かまぼこ”は、高タンパク低脂肪。タンパク質は筋肉を作るのに欠かせない栄養素。代謝の良い、ヤセやすい体を作ってくれます。噛みごたえもあるので、満腹感を促す効果もあります」

 では続いて、気を付けたい太りやすい食材を紹介。

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