実録・アラサー女子の引っ越し事情 <失恋続きの部屋探し編> (1/2) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

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実録・アラサー女子の引っ越し事情 <失恋続きの部屋探し編>

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運命の出会いがあると信じて…

運命の出会いがあると信じて…

 引っ越せば部屋もキレイになって、遅刻もしなくなる。料理もできるようになって、彼氏だってできる。そんな幻想を抱いたアラサー女子が、実際に引っ越すまでの顛末(てんまつ)をシリーズでお届けする。第1弾は“失恋続きの部屋探し編”。果たして幸せをつかめるのか!?

*  *  *
 引っ越したい。引っ越したらきっと、部屋をきれいに保てるし、料理もするし、彼氏だってできる。そんな期待を抱いて部屋探しを始めた。私の人生を変えてくれる運命の物件が、どこかで私を待っている気がする。

 まずは出会いを求めて、住宅情報サイトをチェック。「都内、1K、2階以上、ふた口コンロ、通勤40分以内……」など、条件を登録していく。お得な物件はすぐに借り手がつくため、早めに問い合わせることが大切だが、中には「おとり物件」もあるので注意が必要だ。おとり物件とは、実際には貸す予定のない物件を格安で表示して、来店した人を他の物件に誘導するための、いわば「見せ物件」のこと。婚活サイトでいえば「サクラ」のような存在だ。怪しいなと思ったら、問い合わせ時に内見が可能かどうか確認、または他サイトにも同じ物件情報が掲載されているかどうかをチェックした方がいいだろう。相場よりも安い場合は、期間限定でしか部屋を借りられない定期借家契約の場合もあるので、注意したい。

 ネットで気になる物件を見つけたら、不動産業者にメールで問い合わせる。たいていすぐに返信があるのだが、この売り込みがなかなか面白い。例えば「◯◯様、お問い合わせ頂き誠にありがとうございます!」から始まり、自己紹介や基本理念が語られ、「全力で◯◯様のお役に立ってみせます!」で終わる全文2810文字の長文を、問い合わせて1分もたたないうちに送ってくる業者や、「特別に、不動産業者のみがアクセスできる住宅情報サイトのアクセス権をさしあげます」と特別感をあおる業者もいる。しかし、本気で運命の出会いを求めている私としては、誠意が全く感じられないビジネスライクな返信に、心が動くはずもない。


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