毎朝の“猫パンチ”があるから激務に耐えられる 「ワークペットバランス」重視派増加の背景 (1/2) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

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毎朝の“猫パンチ”があるから激務に耐えられる 「ワークペットバランス」重視派増加の背景

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 新しいプロジェクトでは、海外とのやりとりや出張が増えた。寝る時間も満足に取れず、会社に泊まることもしばしばだ。広告会社に勤める永田愛さん(40、仮名)は、社泊をした翌日、会社を飛び出した。

「今日こそは帰らなきゃ」

 気にかかるのは愛犬のミニチュアダックスフント、ローズ。

 帰宅すると、ローズの様子が明らかに違った。部屋は抗議の粗相だらけ、いつもは全身で喜んでくれるのに、悲壮に吠えた。つぶらな瞳はきつくなっている。ストレスが最高潮に達していた。

「これはいけない。そう思って、意を決して、ローズを預けられるところを探したんです」

 見つけたのは、職場近くのペットサロン。24時間いつでも預けて迎えることが可能だ。

「どんなに仕事が遅くなっても寂しい思いをさせずにすむ」

 もちろん、お金はかかる。一番忙しかった時期は、出張手当や残業手当が全部サロン代に消えた。

 ローズのおかげで、生活のリズムが変わった。毎朝5時には起床して、散歩に出かける。家に戻って食事を済ませ、出社。怒濤の仕事が待っているが、疲弊はしない。

「体力がつきました。それに、どんなに忙しくても夜9時には帰宅するようになりました。できるだけこの子と一緒にいたいですから」


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