偏りばかりになるのをやめる、ってことですね。白と黒、右と左でも何でもいいけど、全体的に偏ってくると「気持ち悪くないか?」っていう視点を持つというか。
だから特に情報番組は裁判に似てるなと思いますよね。例えば人殺しの裁判で、完全にみんなが「こいつ腹立つわ」って思っている被告人でも、そこには弁護人がいて、何でそうなるの?って思うぐらい擁護しているじゃないですか。それが地上波のテレビなんでしょうね。
大多数がこうだって思っていても、そう思わない人もやっぱりいる。みんなが一つの方向に偏っちゃうと、メディアというツールでただ袋叩きにしてるだけになっちゃうじゃないですか。そうならないために、擁護とまではいかなくても、この人にはこんな考え方があったんじゃないかとか、こんな背景があったんじゃないかとか、考えていかなきゃいけないですよね。
もちろん、擁護ばかりだと面白くないから、時には切り捨てないといけないし。そのバランスが非常に大切だと思うんですよね。