最も価値がある職業は何か。それは人を楽しませたり、いい気分にさせたりする仕事だと、映画を見終えた私は考えた。それができないとしたら、楽しめる世の中を支える「社会派」として生きるしかないのではないか。そんな思いが新聞記者という現在の仕事につながっている。
実を言えば「サリヴァンの旅」は少々説教臭く、あまり好きな作品ではない。なのに時々思い出す、不思議な映画だ。
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笑いと社会派を対比させたこの作品を久しぶりに思い出し、パンフレットに載っている脚本を読み返したのは、お笑い芸人の村本大輔さん(ウーマンラッシュアワー)がMCをする社会派のネットテレビ番組に27日に出演することになったからだ。
SMAPの元メンバーによる「72時間ホンネテレビ」が話題になったAbemaTVの「Abema Prime」(午後9~11時放送)。村本さんは、私のコラムが9月に朝日新聞デジタルから朝日新聞出版のサイト「アエラドット」に移った後、ある回をツイッターで紹介してくれたこともある。
笑顔の延長線上で巡り合った貴重な機会である。がんになって以降、この時間帯に表にいること自体が初めてだが、体調を崩さずに最後まで楽しみたい。
よければご覧ください。