「あくまで推測ですが、もしも第三者がつくったGメール・アドレスでツイッターアカウントを開設したのであれば、そのGメール・アドレスでツイッターのパスワードを変更され、乗っ取られたということは考えられます。しかし、不可解な点もある。パスワードが変更されたならばその通知が松居さんのGメール宛に届くはず。また、Gメールも使用不能にされている可能性もある。すると、このこともブログに書くのが自然に思えますが、そうした記述はないのです。実際に何が起きているのかは『謎』と言わざるを得ません」
同ブログ記事のなかで<あたしは、SNSの時代に生きていることをただただ、感謝しています 発言する場所があるんです メッセージを伝えるツールがあるんです>ともつづっている松居氏。このところネットで発信される芸能人の“肉声”が社会に大きな影響を与えるという出来事が目を引くが、今後も増えていくのだろうか。
「今後ますます増えていくはずです。タレントや有名人の発言力・影響力が高いのは事実ですが、従来その本意や心情をありのままに世間に伝えるのはなかなか難しかった。記者会見を開いたり、TVに出演したりしても、メディアは必要な部分だけ切り取り、本人が意図しない形で報じられてしまうからです。松居さんの例は極端ですが、自分の主張をダイレクトに伝えられるブログやSNSは有名人にとってかけがえのないツールといえます」(三上氏)
泥沼の“情報戦”はいかに……。
(文/AERA dot.編集部・小神野真弘)