衝撃的な内容のブログとYouTube動画で注目を集める松居一代氏(60)。4日夜に公開した動画にて、糖尿病を患う夫・船越英一郎氏(56)がバイアグラを服用し、松居氏の友人と不倫していると告発。また同動画では、自身が週刊文春の取材を受け、事前に記事の内容を確認することを約束していたものの、その後文春側と連絡がとれないまま、記事が掲載され、だまされたとする発言もあり、波紋を呼んでいる。
松居氏の一連の行動にはどのような意図があるか。「週刊文春対策の側面があった」と読むのはITジャーナリストの三上洋氏。
「前提として松居一代さんは芸能人で、日頃からメディアで発言をされている。そんな人物がネットを使い、自分の意志で“告発”をするというのはあまり前例がないことです。さらに目を引くのは、動画を公開した当初、松居さんが非常に『急いでいる』ように見えたこと」
松居氏のYouTube投稿は7月4日(火)の夜。三上氏によると、松居氏には水曜日までに動画を公開しなければならない理由があったという。
「週刊文春の発売日は木曜日ですが、早刷りといって、メディアの人間は水曜日にはその週の週刊文春を手にしています。最近のワイドショーは、水曜日に文春の報道に軽く触れ、木曜日に本格的に掘り下げるというパターンが多い。文春よりも先に自分の主張を世間に広めたかった可能性はあります」
7月6日(木)発売の週刊文春では、船越・松居夫妻の離婚調停の内幕とともに、松居氏が船越氏に対して行ったとされるDVの詳細や船越氏の肉親に対する暴言などが報じられていた。自分にとって不都合な報道が出る前に先手を打ちたかった、ということか。
だが、松居氏の行為は功を奏したのだろうか。
「松居さんの発言と週刊文春の報道の是非は抜きにして、この一件は週刊文春に一方的にやられてきた芸能人がそれに抗する手段を持ち得ることを示す象徴的な出来事です。とはいえ、今回の行動が松居さんにとってプラスになったとは言いづらい。ご本人は自分の思いのたけを世間に伝えられたと思っていらっしゃるかもしれませんが、動画を公開した結果、その一部が延々とTVで放送され、感情的に話す姿には同情や共感よりも、好奇や邪推の視線が集まっているためです」