「テレビを見ながら下腹シェイプ!」
通販番組などで魅惑的なうたい文句とともに喧伝されている健康器具。はて、そういえば今から40余年前、日本中をブームに巻き込んだあの器具はどうなっているのか? 「Reライフマガジンゆとりら」(朝日新聞出版)で、アラフィフ女性ライターが気になる商品を実際に使って試してみた。
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ひさびさに間近で見たが、これってこんなにデカかったっけ? まあ、大人がぶら下がるのだから無理はないか。組み立て式でコンパクトに梱包されてはいるが、それでも組み立て前でも置き場所に困るくらいの、けっこうなボリューム。組み立ててみるとさらに場所を取り、ゆうゆう半畳くらいは占領するので、自宅スペースに余裕のない人は覚悟されたい。
昔懐かしい「ぶらさがり健康器」(YAMAZEN)だ。毎日ぶら下がるだけで姿勢がよくなり、腰痛も解消するかもという、「~するだけ」健康器具の元祖みたいな存在。1970年代に一世を風靡して、「一家に一台」の国民的健康器具となったが、まもなくその形状を利用して、洋服掛けに用途を変える事例が続出。
いつのまにか見かけなくなったけど、今でも会社の休憩室の片隅なんかに、ひっそり置かれていることがたまにある。通販などでは今もいろんな種類のぶら下がり健康器具が売られているので、原点回帰の意味を込めて今回ラインナップに加えてみた。