週刊朝日 2023年2月17日号
週刊朝日 2023年2月17日号

──大切な人が人生諦めモードになっていたら?

 とりあえずご飯にでも行こうかって誘います。話を聞いてリフレッシュに付き合いますけど、今までそんなに重い相談に乗ったことはないですね。

──誰かに尽くしてもらうと、炬太郎のようにほだされるタイプ?

 うーん。ありがたい。ありがたいが強いです。いや、心は間違いなく動いてますけど、キュンとかではなく、どちらかというと何かそれ以上のお返しを考えますかね。プレッシャーにもなってしまうから、やはりギブ・アンド・テイクな関係がベストじゃないですか?

──炬太郎にとってのてんのような恩人はいる?

 選ぶのが本当に難しいですけど、小学5年生のころの担任の先生です。命の大切さを教えていただいて、(僕の)犬好きはそこからつながったのかもしれないですね。

 教室ではいろいろ飼ってたんですけど、あるとき学校で、弱っている何かの赤ちゃんを見つけて。ネズミの赤ちゃんなのか、今もわからない、赤ちゃんの生物(せいぶつ)。それで先生が、「クラスのみんなで助けよう」って言って。

 自分も家に帰って、水槽だったり赤ちゃんを飼うためのあらゆる物を持ってきて、みんなで協力して育てようとしました。翌日死んでしまいましたけど、小さな命でも同じ命ということは先生の行動から学びましたね。

──てんのように人生を変えてくれた人は誰?

 兄ですね。物心ついたときからすごい刺激を受けてきました。スポーツも、兄が始めたら僕も始めて、兄が変えれば僕も変えて、みたいな。やはり、その出会ったスポーツだったり、出会った人によって自分ができあがったのは間違いないので。

──日常で愛を求めたくなる瞬間はある?

 クリスマスじゃないですかね? 朝起きたとき、なんでサンタさんがいないのかなとか、予定を作っておけばよかったなとか。自分のなかでは、仕事が忙しかったからってことにしてますけど。あとは部屋が汚れていくとき、親とか誰か掃除に来てくれないかな?みたいなのもありますね(笑)。

暮らしとモノ班 for promotion
インナーやTシャツ、普段使いのファッションアイテムが安い!Amazon スマイルSALEでまとめ買いしたいオススメ商品は?
次のページ