たとえば、知り合いの講師の男性。わが社の女子大生に語り始めた。
「人生の幸せは自分からつかまないといけない」
ここまでは、よかった。
そこから、「勉強しなければならない」「動かなければならない」と、説教モードになった。
女子大生もだんだんイライラしてくる。
でも、彼女たちもオトナ。キリのいいところで、
「そのためには、どうしたらいいんですか?」
と、おとなしく質問。
その答えが、
「僕のセミナーに来るといい」
だったらしい。
彼女たちは、そこで思った。
「ぜったい、あの人、うまく行ってないですよ」
では、どんな人が好かれるか。
やっぱり、聞き上手。褒め上手。
同じ講師メンバーでも、彼女たちに人気のある講師はこんな話をする。
「ほんま、いつ見ても、君たち元気で可愛いね」
「最近、なんか大学でおもしろいことがあった?」
彼女たちは、とっても楽しそうに彼と話す。
そんな彼の会話は、海外の話や、自分が出会ったおもしろい人の話だったり、美味しい店の話だったりする。説教はしない。