年齢を経てますます大切なのは、毎日を機嫌よく過ごす力「ごきげん力」ではないでしょうか。
人生いいこともあれば、悪いこともある。馬が合う人もいれば、合わない人もいる。でも、どんなときでも「ごきげん力」さえあれば、大丈夫。
元吉本興業の名物マネージャーで、現在、「笑い」や「元気」などをテーマに年間300回ものセミナー・講演を行う大谷由里子(52歳)さんがお送りする「ごきげんに生きるための方法」。
大人気イラストレーターの上大岡トメさんのコラボ4コマも同時連載中です!
また、連載好評につき、なんと一冊の書籍になりました! 『ごきげんで生きる48の方法』、1月20日(水)発売です!
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貧乏性なわたしは、昔っから、すぐにスケジュールを埋めてしまう。
それどころか吉本興業のマネージャー時代、タレントのスケジュールもすぐに埋めていた。
芸人さんたちも、「忙しくていいわ」と喜んでくれるし、売上にもなるし、忙しいのは良いことだと思っていた。
そんなある日、上司に言われた。
「スケジュールをバンバン入れるのもいいけれど、ほんまにいい仕事が入ってきたときに、スケジュールがあいてないという理由で断るほど悲しいものはないぞ」
そんな発想はなかった。
けれども実際に、その現場を目の当たりにした。
全国ネットのレギュラー番組のオファーがあるタレントに来たさい、そのタレントは小さな仕事でスケジュールが詰まっていた。
一方、当時の島田紳助さんとマネージャーは、あえて仕事のスケジュールに余裕をもたせていた。