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 年が明けて、初めてのイベントでもある初詣。だけど、参拝の手順も、拍手の方法も、実はよくわからないという人も多いのではないだろうか?

 一年のはじめに正しい作法でお参りすれば、きっとご利益があるに違いない。日本人なら知っておきたい初詣の「常識」を、この機会に覚えておきたい。

「イラストでよくわかる 日本のしきたり」(彩図社)の著者でもある丸茂アンテナ氏の意見をもとに、初詣のマナーを予習しておこう。

■そもそも初詣ってなに?

 もとは「年籠り」(としごもり)という神道の習慣だったそうだ。一家の家長が、大晦日から元旦にかけて神社にこもることを指す。土地の氏神を祀ったその神社で、一年の安泰を祈る……これが変化して、今のようにお正月に神社にお参りする習慣となったという。

 神道起源なので本来は神社に行くものだが、お寺でも問題ない。江戸時代までは、近所の氏神に参拝するのが一般的だった。また、自宅から見て恵方にある社寺を訪れることもあったという。

 いまでは有名な寺院に出かけたり、パワースポットと呼ばれる神社に行ってみたりと、思い思いの初詣をする人が多くなっている。大晦日から日付けが変わって元旦となり、その日のうちにお参りするのが本来の姿だが、一般的には正月三が日までの参拝を初詣と言う。1月7日の松の内(門松を飾っておく期限)まで受け付けている社寺も多い。

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