■「残念」に映らないコーディネートのコツ

 まず着目すべきは「シャツ」。例えばボタンダウンやオープンカラーなどは、ネクタイを締めないことを前提にした襟型なので、おのずとアンタイドスタイルをスマートに導く。今季なら写真(1)のような清潔感のあるバンドカラー(スタンドカラーの一種)も、ちょっとした新鮮味を演出できるのでおすすめだ。

 もう少しくだけた雰囲気を狙うなら、写真(2)のようなポロシャツという選択肢も。ここでポイントとなるのが、襟と身頃をつなぐパーツ、すなわち「台襟」があるポロシャツを選ぶこと。襟まわりが立体的なのでジャケットにバランス良く収まり、リラックスした「ヌケ感」をキープしつつも、きちんとした印象に映るのがうれしい。

 昨今、主にIT系と呼ばれるビジネスパーソンの間で市民権を得ているのが、ジャケットにTシャツという組み合わせ。ここで留意すべきは清潔感であり、きちんとした印象を相手に与えられるかどうか。その観点から、写真(3)のようなハイゲージ(細かく密に編み込まれた状態)のニットTシャツ、それも襟元の開きが狭いクルーネックが理想と言えよう。

 諸説あるが、人の印象は出会ってすぐの5秒で決まり、それを覆すのは至難の業という。相手のモニターのなかで「残念」な自分に映っていないか――? このご時勢、存分に気をつけたいものである。 (アエラスタイルマガジン編集部)

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