やはり髪の毛は綺麗に風になびいて舞い上がっている。
一本残らず。
これを、顔に当てることなくやり遂げるなんて、にわかに信じがたいと思ったそうだ。
一発で。
顔をうまく避けて。
髪だけを的確に。
これが「風師」の仕事なのだ。
くーーーーっ! 職人技!!
その話に痺れました。
聞けばその風師の方々、他にも煙や火薬などなど、「特殊効果」全般を扱ういわゆる特効さんだったらしい。
かっこいいよなあ、職人さん。
考えてみれば、私の仕事は職人の集まりで成り立っている。
カメラマンはカメラのプロで職人だし、音響さんだって照明さんだって監督だってスタイリストだってヘアメイクだって、みんなみんな職人だ。
「撮影師」「音師」「光と影師」「服師」「化粧師」だ。
ちなみに最近の我が子もなかなかの職人。
「言いまつがい師」なのである。
カリフラワーは「フラーもん」
赤ピーマンは「あかふらまん」
むらさきは「むらきさ」
さつまいもは「さつもいも」
ポップコーンは「ぽこぽこーん」
かぶとむし→「かぶとしむし」
ポテトチップス→「とべっっとべっっちっぷつ」