1月から2月にかけて、秋篠宮ご夫妻ともわずかながら話し合いの機会を持つことができたようだ。

「当面、お気持ちの公表はしない、ということで落ち着いたのではないか」(宮内庁関係者)

 報道各社が注目するなか、2月6日は沈黙のまま過ぎた。翌7日、秋篠宮家を補佐する宮内庁の加地隆治皇嗣職大夫は、「(発表の時期は)なんとも申し上げられない」としながらも、「(いずれ)何らかの発表があるのだろうとは思っている」と含みを残した。

 緊迫した周囲の空気が少し和らいだこのころ、眞子さまは重鎮に対し2度目の呼び出しをしている。

 お気持ち公表の重圧が消えたこともあるのか、険しい表情は消えてどこか吹っ切れたような雰囲気であったという。

 それから約9カ月、眞子さまは沈黙を守り続けたが、随所で小室さんへの変わらぬ思いをにじませていた。今年1月の「歌会始の儀」では、こんな和歌を詠んだ。

<望月に月の兎が棲まふかと思ふ心を持ちつぎゆかな>

 婚約内定に伴う会見で、小室さんは「月を見つけますと、うれしくなり、宮さまにお電話をおかけしています」と眞子さまへの思いを語っていた。秋には、眞子さまの勤務先の東大総合研究博物館の研究者のコラム欄に、意味深な文章を寄せていた。

<それはまるで時計の針が再び動き出したかのような感覚で──>(9月10日付)

 そして11月13日、まさに止まったままであった時計の針が2年9カ月ぶりに動きだした。立皇嗣の礼が終わり、秋篠宮さまの誕生日を半月後に控えた絶妙なタイミングで、眞子さまは「お気持ち」を公表したのだ。

 周囲の助言があったのかはわからない。ただ、当初の直截すぎる文言は削られた。それでも、A41枚程度の文章は相当に強い表現を含む。

<私たちにとっては、お互いこそが幸せな時も不幸せな時も寄り添い合えるかけがえのない存在であり、結婚は、私たちにとって自分たちの心を大切に守りながら生きていくために必要な選択です>

 まるで、「病める時も、健やかなる時も──」と、牧師を前にした「結婚の誓い」のようだ。

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小室さん親子との金銭問題の当事者の「意志」は