その文書の書き出しには、内親王のすべての思いが込められていた。
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<今年12月をもって、入籍します>
関係者によれば、今年の年明け間もない時期、秋篠宮家の長女、眞子さま(29)は、こんな内容の文書を準備していたという。まさに、小室圭さん(29)との「結婚宣言書」ともいえる内容だった。
宮内庁は11月13日、眞子さまと小室さんとの結婚について、眞子さまが記した2人の現在の「お気持ち」を公表した。結婚は自分たちにとって<必要な選択>と、強い意志を示しつつも、今後の予定については<今の時点で具体的なものをお知らせすることは難しい状況です>とした。
今回の文書は、公表されず幻となった冒頭の「結婚宣言書」を、やや穏当な内容に書き換えたものとみられる。
眞子さまが年初に準備した文書で入籍の時期を「今年12月」と明記したのは、宮内庁が結婚について「2020年に延期する」と発表したことが念頭にあったのだろう。本誌が5月1日号で報じたように、ほどなくして宮内庁の重鎮たちが個別に、眞子さまに呼び出されるという異例の動きがあった。
眞子さまの口から出たのは、「小室さんとの結婚をどう思うか」という機微な相談ごとであった。重鎮らの反応はさまざまだった。おおむね賛成の者もいれば、「よくお考えになっていただきたい」と強い反対を唱える重鎮もいた。眞子さまは、終始思いつめたような表情であった──。
このとき、眞子さまには時間がなかった。父の秋篠宮さまが前年11月の誕生日会見で、結婚の延期を発表してから翌年2月で丸2年が経つので、「何らかのことは発表する必要があると思っています」と、話したからだ。宮内庁が延期を発表したのは2年前の2月6日。秋篠宮さまが示唆した「期限」は目前に迫っていた。
眞子さまの険しい雰囲気を見かねたのか、重鎮のひとりは、次のような内容を伝えた。
「公表の期限を区切れば、そのたびに騒ぎになります。触れなくともよいのではないでしょうか」