神宮寺:あ、あります。
堂本:ハハハ。たぶん神宮寺は気遣いなんだよね。裏で努力するタイプというか。いいぞ、悩め悩め~って(笑)。
神宮寺:(笑)。去年までは、舞台上で演じる時に、歌と芝居が二つに分かれていたんです。だけど何度も稽古させてもらう中で、光一君から「歌うように芝居をする」とか「芝居をするように歌う」っていうことを学びました。
堂本:ほんとは稽古の時間をもっととれたらいいんだけどね。いろんな演出の仕方があるけど、去年は時間がなさすぎて「ここに立ってこうやって」って細かく指定するような演出だった。本来はもっと、それぞれが探していく作業が一番楽しいはず。ショー的な要素も少しまとめていって、一貫性のある形にできたらいいな。それをすればするほどジャニーさんには怒られると思うけど。まあ僕が関わったからには仕方ないということで……(笑)。
岸:僕は光一君のことを、本当に尊敬しているんです。「Endless SHOCK」に出る時も、ジャニーさんから「とにかく光一から盗めるものは盗め」って言われて。後輩たちのために愛のある教えをしてくださったり、大切な時間を後輩のために使うという人間性も愛しています。稽古の時もそうですけど、光一君って、(演技が)「違う」という時、顔を見たらすぐわかる。いい時とダメな時の、飴と鞭の使い分けがすごいんです。
堂本:うわ~、そんな嫌な感じ?(笑) 注意しないと……。
岸:いやいや、僕たちそれがほんとに嬉しいんです! 去年の初日、光一君が楽屋に来てくださって「よかったよ!」って、熱い握手とハグをしていただいた時は、目頭が熱くなりました。
神宮寺:うん、ほんとに嬉しかった。握手もあたたかかったし……。
(構成/本誌・松岡かすみ)
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※週刊朝日 2020年12月25日号より抜粋