森本:「ジャニーズらしさ」ってなんだろうね。撮影でも「右行ってください」と言われて動くだけで、「ジャニーズっぽいね」とか、よく言われるんです。
京本:僕もミュージカルの稽古中、ターンしただけで、「ジャニーズっぽいね」って振付師さんに言われたことがあったな。
松村:ドラマで共演した亀梨くんは、すごかった。(華麗にステップを踏むように横移動して)こうやって移動してた。
田中:結局、全体的にそうじゃない? 僕は音楽をやる上でも、ジャニーズであることを取り払おうと思ったことは一度もないです。ジャニーズは、狭いようでいて、すごく幅広い。
ジェシー:ただ、ジャニーさんや先輩たちが作ってきたものを真似するだけだと、それで終わってしまう。だから独自の方向性を探ってきて、いまの俺たちがあるのかなって。世界からしたら普通かもしれないけど、ジャニーズでSixTONESは少しだけ新しい道を作ることができたのかな、と思っています。
新しい道を歩む彼らが、目指すものはあるのだろうか。
田中:音楽に対して、かっこいいとは言われ続けたいです。でも、僕らは「目標」を話し合わないんですよ。
ジェシー:だから、むしろいいのかもしれません。自由に行動できますから。
京本:楽曲についても、あえて話し合わなくても、6人の頭に浮かんでいるSixTONES像みたいなものが、一致しているんですよね。
■一緒であり続けたい
森本:すごいと思っています。だって、時代によって流行(はや)る曲も変わるわけですから。遠い未来になっても、そこは一緒であり続けたいですね。
田中:近い未来で言うと、もっといろいろな人に僕らの音楽を届けたい。
高地:テレビで「あ、いい曲が流れてる」と思ってくれた人に僕らのことを知ってほしい。
ジェシー:プライベートだと、6人で食事に行きたいかな。
森本:誘ってるんですよ。仕事終わりに「飯行こうぜ」と誘っても、みんな意外と「いや、俺、今日シャワー入んなきゃ」とか「お風呂ためてるから」って、予定が入ってることが多くて。
高地:お風呂だらけだな(笑)。
森本:今は難しいけど、いつか大衆居酒屋みたいなガヤガヤしたところに行きたいね。
ジェシー:いいね! SixTONESがどれぐらい知られてきたかもわかる。誰かいいお店、探しといてください!(笑)
(ライター・大道絵里子)
※AERA 2021年2月22日号