AERAの連載「はたらく夫婦カンケイ」では、ある共働き夫婦の出会いから結婚までの道のり、結婚後の家計や家事分担など、それぞれの視点から見た夫婦の関係を紹介します。AERA 2021年3月8日号では、積水ハウスの坂井祐貴さん、妻で教員のかおるさん夫婦について取り上げました。
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夫26歳、妻26歳のときに結婚。長男(3)と3人暮らし。
【出会いは?】浪人生時代、通っていた予備校で知り合った。
【結婚までの道のりは?】大学入学の前後で交際を始め、自然な流れで結婚に至った。
【家事や家計の分担は?】家事分担の基本は「できる人が、できる時に、できることをする」。財布は一つ。個々の買い物は相談し合う。
夫:坂井祐貴[34]
積水ハウス千葉支店 設計課主任
さかい・ゆうき◆1986年、茨城県生まれ。大学卒業後、2010年に積水ハウス千葉支店設計課に入社。14年から営業職、16年に再び設計課に配属。18年から同課の主任を務める。19年3月から1カ月間育休を取得
息子が生まれる前後に、公私で変えたことがあります。仕事面では、これまで時間を気にせず働いていたのが、「いかに定時で終わらせるか」を意識するようになりました。年々仕事量は増えますが、無駄を省き、他の人にお願いできるところは依頼するなど、仕事の質は落とさず効率的な方法を模索しています。
生活面では、モノが格段に増えました。そこで挑戦したのがDIYです。設計のスキルを生かし、設計図を作成してから材料を買いに行きます。これまで本棚や息子のミニカーの収納棚など、8個ほどを手作りしましたね。
昨年の緊急事態宣言が出た時は、できるだけ保育園の負担を減らしたいと思い、自宅で息子をみながら働きました。その1カ月で取り組んだのがトイレトレーニングです。集中して練習した結果、おむつが外れました。息子と多くの時間を過ごしたことで、子育てに自信がつきました。