放送作家でコラムニストの山田美保子氏が楽屋の流行(はや)りモノを紹介する。今回は、白髪を自然にカバーする髪用ファンデーション「SMHヘアファンデーション」(ルアン)を取り上げる。
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4月18日にスタートした新番組『週刊さんまとマツコ』(TBS系)は、明石家さんまさんとマツコ・デラックスさん、それぞれの楽屋トークから始まった。
個人的にビックリしたのは、マツコさんがセルフメイクだったこと。ツヤのある髪をクリップで束ね、マツコさんが「なかなか美容院に行けない」とボヤきながらも慣れた手つきで始めたのは、マスカラタイプのヘアマニキュアによる白髪隠し。
月イチ程度でカラーリングをしても、2週間ほど経つと、顔まわりに出てくる白髪。それを隠すのはメイク室での常識だ。ちなみに、2018年の『ユーキャン新語・流行語大賞』にノミネートはされたものの、芸能界ではサッパリ流行っていないグレーヘア(苦笑)。仕掛け人の近藤サトさんのように、染めずにいたら、あそこまで白髪になる人は別として、局メイクさんは、前述のマスカラタイプ、クリームファンデーションタイプ、ふりかけタイプなどを用意。これらを使って完璧に白髪を隠してくれる。
先日、某局のメイクさんが「これがいちばん使いやすい」と教えてくれたのが『ルアン』というメーカーの「SMHヘアファンデーション」である。パフとパウダーが一体化しているので“素人”でも簡単に使えるし、どの角度からでも均一にパウダーが出てくるのも助かる。仕上がりをその都度チェックしながらポンポンと気になるところにタッチ。白髪や生え際に、こするように付着させていくのがポイントだとメイクさんから教えてもらった。
しかも、3種類の美容成分+ミネラル、9種類の天然由来成分配合。かつて肌用として流行ったミネラルファンデーションの白髪版と言えよう。
パウダーが微細なのでベタつき感はナシ。これは、白髪のみならず、年齢を重ねると広くなってくる分け目=地肌に塗ってボリューム感を出す際にも助かる特徴だ。