放送作家・鈴木おさむさんが、今を生きる同世代の方々におくる連載『1970年代生まれの団ジュニたちへ』。今回は、かれこれ1年以上も続くコロナ禍で、待ち遠しい日常について。
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先日、映画に行きました。妻が出演している「地獄の花園」という社内でOL同士がヤンキーの派閥争いをするというとんでもない映画で。バカリズム脚本。こんな時代だからこそ見たい痛快な映画でした。おもしろかった。
都内の映画館がやってないので妻と息子と3人で、千葉の商業施設の映画館に行きました。
今回は映画の話をしたいのではなく。そこで起きたことについて。
映画を見る前にお腹が痛くなり、僕はトイレに行きました。個室トイレが二つあり、僕は左側に入りました。そこで用を済ませて、ウゥシュレット。家以外のトイレでウォシュレット使うか問題は色々意見あると思いますが、とにかくウォシュレットでお尻を洗浄。
そして、紙を使って拭こうとして、トイレットペーパーを取ろうとしたら、「か、か、紙がなーーーーーい」
トイレ入って紙がないって、よく聞く話ではあるけど、実際になると焦りますよね。今まで僕も経験あるんですが、今回はなんと、「芯もなーーーーい」
さあ、ここでどうするか?まずウォシュレットでは散々綺麗にはしてます。だけど、このままじゃパンツがビチョビチョになる。何か紙はないかと探してみたら、映画のチケットとお札しかない。駄目だどっちも使えない。
とりあえず、隣のトイレに移動出来たら紙があるかもと、そこにベット。だけど、隣に移動するまでにどうするか?パンツを半分上げて、隣に移動するか?でも、それも怖いなと思い、人生で初の挑戦をすることにしました。それは、ウォシュレットで十分洗浄した肛門をトイレットペーパーがわりの手で拭いてみるということ。かなり勇気いる決断です。49歳で、自分の肛門を自分の手で拭くってかなりの決断。でも、そうするしかない。