みなさんは、携帯トイレと簡易トイレの違いをご存じですか?
一般的に、携帯トイレは便座がないもの、簡易トイレは便座があるものとされています。
そして、携帯トイレはさらに2タイプに分かれます。1つは便器取り付けタイプで、もう1つは持ち歩きタイプとなります。
1.便器取り付けタイプの携帯トイレ
2.持ち歩きタイプの携帯トイレ
3.簡易トイレ
ただし、便器取り付けタイプの携帯トイレを簡易トイレと呼ぶ場合や、便座が付く持ち歩きタイプの携帯トイレもあるなど、100%厳密に3タイプで分かれるわけではないのでご注意ください。
以上を踏まえて、3タイプの使い分けと、防災や渋滞時、アウトドアなどで便利なアイテムをご紹介します。
大人は1日で何回くらいトイレを使う?
内閣府防災情報「避難所における トイレの確保・管理ガイドライン」では、5回の排泄を平均的な回数の目安としています。
また、1日に8回以上トイレに行く場合は「頻尿」と呼ばれることが多く、成人の平均的なトイレの回数は5〜7回程度が目安となります。
防災用にどのくらい用意した方がいい?
同じく内閣府防災情報「避難所における トイレの確保・管理ガイドライン」によると、災害の発生から3日間は携帯トイレや簡易トイレに頼ることになる可能性が高く、その後1か月程度までは、仮設トイレやマンホールトイレなどを使いつつも、携帯トイレや簡易トイレを補助的に利用する場合があるとしています。
このことから、携帯トイレや簡易トイレの備蓄で3日分は必須。最大で1か月分を確保すれば安心できそうです。
1か月の備蓄は負担が大きいため、2週間分を備蓄の目処としてみてはいかがでしょうか?
成人のトイレの回数を7回程度とするなら、1人1日7回×3日分=21回分がマスト。14日分=98回分が安心レベルとなりそうです。
4人家族ならば、最初の3日間分=4人分×21回=84回分は最低限。392回分の備蓄は安心できるレベルと言えそうです。
1.便器取り付けタイプの携帯トイレ
簡易トイレと定義されることもある、便器取り付けタイプの携帯トイレ。こちらは、在宅避難に適したタイプと言われます。
備蓄用のスペースもあまり取らないので、まずは便器取り付けタイプの携帯トイレを3日間分×家族の人数分で備えましょう。
防災セットに必須。水の要らない非常用トイレ
防災士が監修し、15年保存が可能な非常用トイレです。
たっぷり100回分がセットとなり、2人で1週間分が使用の目安となります。
取付はたったの20秒。トイレに被せるだけで取付できて、簡単に利用できます。
2.持ち歩きタイプの携帯トイレ
持ち歩きタイプの携帯トイレは、コンパクトで持ち運びに便利。
アウトドアや渋滞対策など、外出時に利用すると便利でしょう。
災害時、渋滞、レジャー、入院・介護に便利な携帯トイレ
しっかりした受け口がついていて、子供や女性も安心して使える携帯トイレです。
尿処理袋が尿を素早く固めニオイを包みこみ、持ち帰り袋も付属し廃棄しやすくなっています。
使用時のはずかしさを軽減する前掛けシートも同梱。
防災はもちろん、渋滞やアウトドア、入院・介護にも利用可能です。
3.簡易トイレ
組み立て式の便座が付属するタイプの簡易トイレは、便器が壊れた場合や避難先などでの使用に便利です。
また、簡易トイレは100回分などの大容量で売られていることも多く、在宅避難用に適していると言えます。
組み立て簡単。180kgの耐荷重がある簡易トイレ
アウトドア旅行のために設計されていて、小さな四角形に折りたたみ持ち運びも容易です。
水洗い可能。台座は最大で180kgの重量を支えます。
つい忘れがちなトイレットペーパーのホルダーも装備します。