photo 写真映像部・東川哲也
photo 写真映像部・東川哲也

「平昌オリンピックがあって、また改めて今に至るみたいなことをしたかったので、僕の代表曲であるSEIMEIをやらせていただきました」

 そして、弱さも含め、北京五輪のことを振り返った。

「(4回転半は)皆さんに期待していただいているのにできない、だけどやりたいと願う。だけどもう疲れてやりたくない。自分の気持ちがおろそかになっていって、壊れていって、でもやっぱり皆さんの期待に応えたい。自分の心の中のジレンマを表現したつもりです」

AERA 2022年12月12日号
AERA 2022年12月12日号

 今後は、競技者としてはできなかったような経験を積み、それらを表すかつてないような新しい世界を創造して、私たちに届けてくれることだろう。

 それだけの感性の持ち主である。(朝日新聞スポーツ部・後藤太輔)

AERA 2022年12月12日号

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