プロスケーター・羽生結弦/photo 写真映像部・東川哲也
プロスケーター・羽生結弦/photo 写真映像部・東川哲也
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 プロ転向後、初となるアイスショー「プロローグ」横浜公演を終えた羽生結弦さんがAERAに登場。アイスショーに込めた強い思いを語った。AERA 2022年12月12日号から。

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 その魅力と世界が大きくなっていく。

 羽生結弦は11月4日、プロとしての最初のアイスショー「プロローグ」の公演のあと、こう語った。

「自分はこれから、新たな決意を胸にして、目標に向かって夢に向かって一歩ずつ進んでいく」

 その人間味に大いにひきつけられてきた。思い出すのは2018年、五輪連覇を達成した平昌五輪のフリーだ。

hair & make up 冨沢ノボル
 styling 望月 唯
costume YUIMA NAKAZATO/ NKGW、KONYA、
BLACK TRIANGLE DESIGN、phenomena collection/disemBySiiK、
phenomena collection
 prop styling 遠藤 歩
hair & make up 冨沢ノボル  styling 望月 唯 costume YUIMA NAKAZATO/ NKGW、KONYA、 BLACK TRIANGLE DESIGN、phenomena collection/disemBySiiK、 phenomena collection  prop styling 遠藤 歩

 遠くからでもわかる演技終盤の強い表情、フィニッシュ直後に突き上げた指、開いた両手のひら、あげた雄たけび──。その光景が目に焼き付いている。

 強さ以上に人間味を感じたのは、弱さだった。大きく崩れた演技の後も、報道陣を避けることなく、むしろ堂々と「悔しいです」と言った。ミスの理由も、真剣に考えて言葉にしてくれた。

 つらいだろうな、と思う状況を共有させてもらうことで、その存在をぐっと身近に感じるようになった。

 プロローグで半生のハイライトである平昌のフリーを演じ、意図を説明した。

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