ドラマ「大病院占拠」で刑事役を演じる櫻井翔さん。信念、挫折、正義といった一筋縄ではいかない物語に自分を重ねるように、ドラマや自身のことを真摯に語ってくれました。ほかにも、「聞く耳」を持たず防衛政策大転換に走る岸田首相、下山進さんが解き明かす映画「ラーゲリより愛を込めて」では触れられなかった真相、落合恵子さんや蛭子能収さんが語る幸せなオーバー75歳の生き方、いまこそ振り返る大島渚監督の世界、高学歴YouTuberの素顔に迫る記事など、盛りだくさんのラインナップでお届けします。
この記事の写真をすべて見る鬼のお面をかぶった武装集団に占拠された大病院で、偶然居合わせた捜査官が人質を救うべく立ち上がる──。主人公の武蔵三郎を演じる櫻井翔さんが表紙&インタビューに登場。過去のトラウマに苛まれる武蔵と自身の過去を重ね、「嵐としてデビューした最初のころは何もかも順風満帆とはいかなかった」と当時の打ち明けてくれました。それでも「唇噛みしめながら過ごしてきた日々を乗り越えた」と誇りに思っているそうです。どんな質問にも真摯に答える櫻井さん。カラーグラビアもお楽しみに。
その他の注目コンテンツは
・“沈黙の暴君”岸田首相が進める亡国の防衛政策大転換
就任時にさんざんアピールしてきた「聞く耳」とやらは一体どこに行ってしまったのか。唐突にぶち上げた防衛政策の大転換は国民の反発だけでなく、実効性の面でも危ぶまれています。とりわけ、米国から「爆買い」する予定のミサイルは性能に疑問符がつき、米中戦争に巻き込まれる事態まで想定されます。そんな“沈黙の暴君”に、国防族の重鎮・山崎拓元衆院議員が喝を入れます。
・映画「ラーゲリより愛を込めて」では触れられなかった34年目の真実
公開中の映画「ラーゲリより愛を込めて」は、シベリアの収容所で亡くなった男性の遺書を暗記した仲間たちが、解放後に妻のもとを訪ねて中身を口伝えするという感動の物語です。ノンフィクション作家の故・辺見じゅん原作の著書『収容所から来た遺書』(1989年)は、大宅壮一ノンフィクション賞と講談社ノンフィクション賞をダブル受賞するなど、大きな話題を呼びました。しかし、映画や本には詳しく明かされていない真実があったといいます。本誌で連載中の「2050年のメディア」の筆者、下山進さんが解き明かします。
・「75歳の壁」を幸せに越える
75歳以上に安楽死を勧める制度ができたら──。昨年公開されて大きな話題を呼んだ映画「PLAN75」は、リアルな現実と近未来が重なって観る人の心をかき乱しました。映画のような社会を現実にしないために私たちに何ができるのか。そのヒントを探るべく作家の落合恵子さん、漫画家の蛭子能収さんら4人の識者に聞きました。
・大島渚没後10年
「忘れられた皇軍」「愛の亡霊」「戦場のメリークリスマス」など衝撃的な作品で社会現象を巻き起こし、テレビ番組でも親しまれた映画監督の大島渚さん。亡くなって10年を経てなお、新たなファンを獲得し、存在感を増しています。ゆかりの人たちに監督の魅力を語ってもらいました。撮影の裏側やデヴィッド・ボウイ、ベルトルッチ監督らとのオフショット、監督の素顔を捉えた写真などが満載のカラーグラビアも必見です。
・東大・京大合格者が参考にしたYouTuber
いよいよ受験シーズンが本格化。孤独な闘いを続ける受験生の支えとなっているものの一つが、YouTubeです。“予備校レベル”の講義で勉強法を解説するチャンネルから、志望校の現役大学生が素の姿を公開する番組などさまざまあり、見て学んでモチベーションアップにもつながるといいます。東大・京大の合格者に人気のYouTuberにインタビューしました。
週刊朝日2023年2月10日増大号
発売日:2023年1月31日(火曜日)
特別定価:470円(本体427円+税10%)