こうした日記や写真による情報発信は、生活のルーティンをつくるうえでも有効だ。
「会社員は時間を拘束されますが、見方を変えれば『やることが明確化されていた』とも言える。ところが退職後は、自分で習慣をつくらないといけません。実はこの“習慣づくり”が、定年後の自由な時間を楽しむためにはとても大切。そのためには自分から発信して、日々他人に見てもらう刺激があったほうがよいと思いますね」
※平均余命は「令和元年簡易生命表」(厚生労働省)、3次活動時間数は「平成28年社会生活基本調査」(総務省統計局)、総実労働時間数は「2020年労働時間等実態調査集計結果」(経団連)の資料にそれぞれ基づいて計算
(ライター・澤田憲)
※週刊朝日 2021年7月23日号より抜粋