「一昔前だったらこのようなモラルに欠ける発言も問題視されることがなく、タレントは普通にラジオで話していた。ただ、今は時代が違う。芸能人だからという理由で許されるのではなく、人を不快にさせたり傷つけたりする発言は当然叩かれる。『面白いからOK』の時代は終わりました。深夜の放送だとどうしても内輪ノリで問題発言をするリスクが高くなる生放送は今後減るかもしれません」(一般紙記者)

 ニッポン放送の檜原社長は謝罪したが、SNS、ネット上では「さすがに不謹慎過ぎる、熱海が終わったって被害者や遺族の前で言えるのか、言って良い事と悪い事の区別も出来ないのか、熱海の災害を笑いに出来ると思う時点で異常だよ(原文ママ)」、「発言の撤回は卑怯だわ。芸能人も政治家も卑怯でしかない。税金やスポンサー料からお金をもらってるんだったら、撤回するんじゃなくて、ちゃんと説明しろよ。誤解を招く発言でしたとか、あたかも聞いていた側が悪いみたいな言い方じゃなく、撤回もせず、本音で自分の口から説明をしろよ。それにしても、粗品は自分はなんでもできると自信過剰になりすぎ。いい機会だから、テレビやラジオ自粛してくれ(原文ママ)」など怒りや批判の声が殺到している。

 粗品は自身の発言をもう一度見つめ直し、ラジオでこの一件について向き合う必要があるだろう。(牧忠則)