本間さんは、こうした五輪に対する国民の批判的な感情は、これから開催までの1週間でさらに募っていく可能性があると指摘する。
「ほとんどの人が、うんざりしている。競技が始まれば、かき消すことはできるでしょうが、開催までの1週間は、コロナの陽性者や熱中症患者の情報などネガティブなものしか出ないでしょうね。海外から来たメディア関係者が外出について定めたルールを守っていないという情報もすでにあり、そうした姿はSNSですぐに広まります。そもそもメディアの行動を管理できると考えていた方が思い上がりですけどね」(本間氏)
開催まで1週間を切った東京五輪。日増しに感染者が増えていく東京だが、デモ隊の訴えはIOCに届くのか。
(AERA dot.編集部 岩下明日香)