橋本大輝選手(C)朝日新聞社
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北園丈琉選手(C)朝日新聞社
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 ロンドン五輪・リオ五輪2大会連続金メダルの内村航平選手から“連覇”のたすきをつなげるか? いよいよ体操男子個人総合の決勝へ。

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 予選通過1位は橋本大輝選手(予選合計得点88.531)、2位ニキータ・ナゴルニー(ROC/87.897)、3位肖若騰(中国/87.732)以下、8位までの選手で決勝へ。7位には北園丈琉選手がいて、大いにメダルの期待がかかっていた。元体操メダリストの池谷幸雄氏に聞いた。

*  *  *

――どうしてもメダルの期待がかかりますが。

「橋本選手はいま予選トップ、北園選手は7位。橋本、北園選手共には6種目オールラウンドプレーヤーなのでメダルは狙えると思うし、橋本選手は各種目世界的に強いので金に1番近い」

――どんなところに注目していますか?

「橋本選手は手足が長くて、演技を見ていても身体が大きく見える。そこは、やはり有利で。大きな身体でしっかり技もやってくるところは見映えがするので有利。きれいな体操をしますね。各種目でDスコアという難易度の高い技を入れてくるので、そのDスコアが高いという点でもメダルが狙える。北園選手はひじのケガの関係で吊り輪がまだ本調子ではない。本来ならば吊り輪が強いんですけどね。そういう点で個人総合では不利にはなっていますが。橋本選手は団体戦を見ていても調子も良さそうですし、年齢も若いというのもあるのでやってくれるのではないですかね」

――内村航平選手から橋本選手のような若い選手への世代交代をどう見ていますか?

「内村選手はリオ五輪で引退していてもおかしくなかったでしたから、自分の体をもってして、後輩たちに勇姿を見せてくれたのかなというのはあります。内村選手が体操日本選手団にいたことで、導いてくれたと思いますし、オリンピックというものを教えてくれた。内村選手が鉄棒の種目別で出場しましたけど、それがすごく大きかったのではないかなと思います。内村選手以外は若い選手で五輪を経験していない選手たちでしたから。その選手たちを先輩が導いてくれたのはすごく大きい。指導者、監督、コーチはいますけれども、そうじゃなくて、現役の選手として共に練習をして、同じ立場で引っ張っていってくれたと思います」

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五輪は特別なものだから内村選手がいてくれたのは大きい