大リーグ機構(MLB)は8月2日(現地時間)、月間最優秀選手(MVP)を発表し、エンゼルスの大谷翔平(27)が2カ月連続で受賞した。2カ月連続受賞はエンゼルスの選手としては初で、日本野手としても史上初の快挙となった。
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その大谷は現在37本塁打でホームランキングを独走中。打点82も1位のウラジミール・ゲレロJr.(ブルージェイズ)との差は3点で、大谷の打撃タイトル二冠獲得の可能性が一気に高まってきた。7月28日のコロラド・ロッキーズ戦後の会見で、タイトルを獲りたいという気持ちがあることを明かし、現地メディアからも大きな注目を集めている。
とくにエンゼルスの地元メディアが大谷に寄せる期待は、他のメディアとは比べものにならない。エンゼルス専門メディア『ヘイロー・ハングアウト』のエバン・デサイ記者は、「大谷選手が本塁打と打点でリーグトップになることは確実なので、打撃タイトル二冠は間違いないです」と明言するほどだ。著者は同記者にその予想の根拠について詳しく話を聞いた。
同記者はまず、「今後ホームラン数が減少することはまず考えられません」と断言。その理由として同記者は、大谷のホームランはその質が他の選手と全く違うものであると主張する。
そして、「もし、大谷選手が放つホームランをただのホームランだと考えているのならば、それは大きな間違いです。彼はスタットキャスト(選手やボールの動きなどのデータ解析ツール)の記録を何度も塗り替えています。特に打球速度は正直バカげているとしか言いようがないほど、信じらない記録を連発しています。例えばレッドソックス戦(5月14日)で放ったグリーンモンスター(高さ11.3メートルの左翼フェンス)を越えるホームランを思い出してください。言い方は悪いですが、お粗末とも思える様なあのスイングでホームランにしてしまう。そんな選手は他にいるでしょうか」と同記者は興奮気味に続けた。
さらに、今の大谷について、「彼は1年中ホームランダービーに参加しているようなもの」と例え、本塁打王を取れない方が不思議であると考えているようだ。