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「あの投手は大丈夫だろうか」
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日本の野球ファンから心配の声が上がっている投手がいる。東京五輪で準決勝の日本戦に登板した韓国代表のコ・ウソクだ。
準決勝で激突した日韓戦で、コ・ウソクは2-2の同点に救援で8回に登板。1死一塁から近藤健介(日本ハム)の一ゴロで、ベースカバーに入ったが一塁を踏み損ねて併殺を取れず。近藤が一塁に生きると、日本はその後に2死満塁と好機を広げ、山田哲人(ヤクルト)の走者一掃3点適時二塁打で勝負の大勢が決した。
「コ・ウソクはベースカバーのミスが結果的に響きましたが、初球のあの直球をはじき返した山田を褒めるべきです。あのピンチの場面は続投でしょう。韓国の救援陣であれ以上の直球を投げる投手はいない。150キロ近い直球は球速以上の体感速度を感じるし、変化球はまだ発展途上だけどいい投手ですよ。まだ22歳と若いですしね。これから手強い存在として日本の前に立ちはだかると思います」(NPB球団の首脳陣)
ただ、このコ・ウソクが日本戦に敗れた「戦犯」として、試合後に韓国国内から批判の集中砲火を浴びる事態に。日本に負けたことで一部のネットユーザーの怒りが収まらない状態になっている。
韓国メディア・WoW Koreaによると、ネットユーザーが情報を修正できるオープン百科事典サイト「ナムウィキ」で、日本に敗戦直後にコ・ウソクのページの名前や所属チームの掲載箇所が、「反民族行為者」、「朝鮮総督府総督」などと書き換えられていたという。
またコ・ウソクが一塁ベースカバーをミスしたプレーを指摘し、「行為芸術者」、「タップダンス」などと書き換えられていた。現在は全て元の状態に戻ったが、他の野球コミュニティサイトでもコ・ウソクに対して「反民族行為者」と非難が集中したため、ポータルサイト「ネイバー」は、コ・ウソクへの応援コメント欄を閉鎖した。
日本のSNS、ネット上ではコ・ウソクを心配する声が相次いでいる。