「韓国の投手、かわいそうすぎる。国を背負って投げているのに…。勝負の世界だから何が起きるか分からないし、あのベースカバーで吊るし上げるのは酷すぎる。韓国に戻っても安全な環境で住めるのだろうか」

「批判された投手の心が壊れるとか考えないのか?日本に負けたから腹が立ったのかもしれないが、品格がなさすぎる。身を削っているのに『反民族主義者』とか言われたら国の代表としてプレーしたいと誰も思わなくなる。コ・ウソク、大変だと思うけど頑張ってくれよ」

 コ・ウソクは速球派投手として活躍し、韓国リーグでは19年に65試合登板で8勝2敗35セーブ1ホールド、防御率1.52をマーク。セーブ王争いには1差で敗れたがLGの守護神として活躍し、同年オフのプレミア12でも韓国代表に選出されて登板している。

 侍ジャパンのエースとして活躍する山本由伸(オリックス)や、前半戦に20本塁打をマークし、球界の主役として活躍した大卒ルーキー・佐藤輝明と同学年で今後の成長が楽しみな投手だが、SNS上の度を越えた誹謗中傷で精神状態が心配される。

 山田に痛打を浴びた際、コ・ウソクはうなだれて悔しい表情を浮かべていた。誰よりも責任を感じている選手を中傷することは許されない。
(梅宮昌宗)