[2]一時的に食べ過ぎても太らない

 ダイエットをしている過程で、たまに食べ過ぎてしまうという経験をしたことはありませんか? そんなとき、ダイエットのことを細かく考えてしまっている人ほど強い罪悪感にかられるかもしれませんが、知っておいてほしいのは“一時的に食べ過ぎても太らない”ということです。もちろん、食べ過ぎた翌日は体重が増えているでしょう。食べた分だけ胃と腸に入るし、さらに水分も蓄えるので当然ですよね。でもそれらは前述のように、脂肪になったわけではありません。本当の意味で太るのはその後、さらに不摂生を重ねたときです。食べ過ぎてしまってもすぐに切り替えれば全く問題ありません。昨日と今日で増えてしまった体の重さは脂肪量の変化ではありませんから、服装によって体重が変わることと同じくらい、気にしなくていいレベルです。

[3]やせるときには太った原因を取り除くことを優先する

 太ってしまった原因を追究せずにダイエットに手を出す人が割と多いように思いますが、こうしたダイエットはかなり成功率が低いでしょう。太ってしまった本当の原因を放置していては、やせるのは難しいです。

 例えば、仕事が忙しくなって、栄養価の高い食事を取れなくなり、その分お菓子のような手軽な食品を食べる頻度が増えて、さらに運動量が減ってしまったことで太ってしまったとしましょう。「やせなくては!」と思って、ダイエットサプリを試したり、一食丸ごとダイエット食品に置き換えたり、ファスティング(断食)をしてみたり……。すぐに成果が出そうなことに手を出しがちですが、どれも太った原因を無視していますよね。ダイエットを始める前に、なぜ太ってしまったのかを考えて、その原因を取り除いたり改善したりすることが先決です。

[4]食事量を制限すれば代謝が下がる

 代謝量、つまりエネルギーの消費量は、食事量によって変わります。体に入るカロリーが少ないほどに、体が燃やせるカロリーも減ります。ですので、ダイエットにおいて食事量を減らすことだけに頼っていると、体が燃やせるカロリーもどんどん減っていってしまうため、かなりリスクが高いです。無理なく長期的に続けられる範囲の努力を継続しましょう。

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