「優等生ではないですね。どちらかというとヤンチャかな。負けん気が強く、中田に似たお山の大将タイプです。昔はうまくいかないと態度に出してしまっていたので、プレーも好不調が激しかった。ただそれも若い時の話です。主力になってからは意識も高くなり、チームを引っ張る自覚が見えるようになった。後輩ともよくコミュニケーションを取っている姿を見ていました。当たりが強いと誤解される部分はあるかもしれないですが…。向上心旺盛で周りに悪影響を及ぼす選手ではない。鶴岡さんとのやりとりも試合中で熱くなっていた時だったんでしょう。普段はあんな態度取りません。良く話している姿を見ていましたし、2人にわだかまりはないと思いますよ」

 今季の推定年俸から大幅減俸は避けられないが、リードオフマンとしての能力は申し分ない。評価が分かれるのは外野の守備だろう。肩に不安を抱えて今季は守り慣れた中堅から左翼に回ったが、西川にボールが飛ぶと、三塁コーチャーが肩を回す場面が多く見られた。

 昨オフには米国でのプレーを目指してポスティングシステムを申請したが、メジャー契約を提示する球団が1つも現れず挫折を味わった。11年間慣れ親しんだ日本ハムを自由契約になった今オフ。西川が下す決断は――。(安西憲春)

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