いずれ、人的投資、賃金アップ、と労働市場の流動性を高めることはセットになっていると思います。

 一方で、これは自分の会社にとってネガティブ要因である。事業モデルの継続を重視したい。会社の新陳代謝を高めることにためらっている経営者が、本当に社員を守っていけるのでしょうか。経営者の真の手腕が試される時代になりました。(渋沢健)

◆しぶさわ・けん シブサワ・アンド・カンパニー株式会社代表取締役、コモンズ投信株式会社取締役会長。経済同友会幹事、UNDP SDG Impact 企画運営委員会委員、東京大学総長室アドバイザー、成蹊大学客員教授、等。渋沢栄一の玄孫。幼少期から大学卒業まで米国育ち、40歳に独立したときに栄一の思想と出会う。近著は「SDGs投資」(朝日新聞出版)

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