ここ数年、メジャーリーグで実績を残した大物助っ人が日本でプレーすることも多くなった。今季も活躍こそできなかったが、巨人にメジャー通算196本塁打を放った大砲ジャスティン・スモークが加入したことで野球ファンの注目を集めた。
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コロナ禍で外国人選手の補強は難しい部分もあるが、今オフも日本球界入りをする大物は現れるのか。また、他に来日したら面白い選手はいるのか。現在フリーエージェント(FA)になっている選手の中から探ってみたいと思う。
まず、これまで来日した大物たちの傾向を見ると圧倒的に野手が多く、年齢的には30代中盤あたりで、かつ直近の成績が落ちてきている選手が多い。近年NPB入りしたプレイヤーではスモーク(来日時34歳)、アダム・ジョーンズ(オリックス/来日時34歳)、アルシデス・エスコバー(ヤクルト/来日時33歳)、ジェラルド・パーラ(巨人/来日時32歳)らが当てはまる。
この条件に該当するFA選手で実績が際立つのが、マーウィン・ゴンザレスだ。ゴンザレスはメジャー10年間通算で854安打、101本塁打、397打点を記録。来季で33歳と比較的若く、ポジションは内外野守れるユーティリティプレイヤー。アストロズ時代の2017年には134試合に出場して打率.303、23本塁打、90打点と素晴らしい成績をマークしている。ツインズに移籍した2019年は打率.264、15本塁打、55打点とまずまずの結果だったが、ここ2年は成績が芳しくない。心機一転、来日を選ぶ可能性もあるのではないか。
他に有名どころでは、今年エンゼルスの大谷翔平との“仲の良さ”が日本で注目されたホセ・イグレシアス(シーズン途中にエンゼルスからレッドソックスに移籍)も面白い存在だ。日本でも有名となった華麗な内野守備に目が行きがちだが、メジャー10年間で通算923安打を放っており打撃のレベルも低くはない。またレッズ時代には11本塁打を放つなど、日本に来れば中距離打者クラスの成績は残す可能性は十分あるだろう。注目度という点でもチームに貢献するのは間違いなく、仮に来日すれば話題になる選手の一人となる。