元NHKの有働由美子アナ
元NHKの有働由美子アナ

 情報番組も担当する放送作家は「3人とも30代ですが、率直に言ってアナウンス技術にたけていて番組進行やそのサポートもそつなくこなす、各局を代表する実力派アナが上がってきた印象です」と話し、こう続ける。

慶応義塾大学卒でクラシック・バレエで培った抜群のスタイルを誇る徳島アナは、朝の番組にふさわしい爽やかでクリーンなイメージで人気を集める一方、『AKB48』の大ファンだったり、『名探偵コナン』などのアニメ好きだったりとオタク気質も持ち合わせており、そのギャップも魅力です。父親に元サッカー日本代表でスポーツキャスターの永島昭浩氏を持つ永島アナはお嬢様らしい気品とおっとりとした柔らかな雰囲気で視聴者ウケも良く、今年3月に1年先輩の局員と結婚しましたが、独身時代と変わらぬ支持を集めています。江藤アナは報道、バラエティーどちらも対応できる守備範囲の広さや出しゃばりすぎない程良い進行ぶりが業界内でも好評で、明るく真面目な性格も相まって中居正広さんら共演者や番組スタッフからも信頼が厚いと評判です」

 今夏開催の東京五輪の開会式での安定感ある生中継実況が高い評価を受けた10位の和久田麻由子アナ(33=NHK)も30代の実力派アナとして知られており、かつてささやかれた“女子アナ30歳定年説”など、もはや隔世の感がある。

 偉大な先輩アナの高い壁があるなかで、若手アナで一人気を吐いているのが、昨年の8位から6位にアップした岩田絵里奈アナ(26=日テレ)だ。

 入社4年目ながら、同ランキングではすでに“殿堂入り”を果たしている水卜麻美アナの後任として朝の情報番組「スッキリ」の司会を担当している。そのほか「世界まる見え!テレビ特捜部」や「沸騰ワード10」などのバラエティーでも幅広い活躍をみせている。

「岩田アナは入社前にはタレント活動もしていて、当時は大沢たかおさんとのデートを写真週刊誌にキャッチされたこともありました。ただ、もともと父親に有名医師を持つお嬢様ということもあってか、そうした過去をあまり感じさせない、気取りのない明るいキャラクターが光っています。女子アナに対して厳しい目を持つ主婦層にもウケは悪くない。“大食いキャラ”という一面があるほか、仕事に対して真面目で一生懸命なので、現場からネガティブな話が漏れ伝わってくることがほとんどない。こうした点も先輩の水卜アナと共通しているところですね」(前出の放送作家)

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